投稿日:2025.09.22

本坊酒造のシングルモルトウイスキー津貫は、定価くらいで購入できるものとできないものの差が大きな銘柄です。

定価や高くても2倍くらいで購入できるボトルがあれば、定価がいくらかわからないほどのプレミアムが付いているものもあるのです。

本稿では津貫のこれまでのボトルを、定価程度で購入できるものとできないものにわけて紹介しています。

それぞれの価格や入手方法も解説しているので、津貫を試してみたい方やコレクションしている方、手放そうと思っている方に役立つでしょう。

定価程度で購入できる津貫のボトル

定価や高くてもその2倍くらいで購入できる津貫のボトルは、2025年9月現在、公式HPに掲載されている7つです。

これらは「シングルモルト津貫2005エディション」など、販売された年代を冠したボトルと、「シングルモルト津貫PEATED」など特別に造られたボトルに分けられます。

津貫2025エディションの定価は9,020円(税込)

マルス津貫蒸留所は2021年から、毎年1月くらいに恒例のボトルを販売しています。

その多くは発売年を冠したもので、楽天などのWebショップなら定価とそう変わらない価格で購入できますし、ヤフオクやメルカリなら定価を下回って購入できるでしょう。

次の表の落札相場は恒例のボトルの定価と落札相場を比較したものです。

落札相場はヤフーオークションでの実績を参考にしたものであり、この価格での落札や買取を保証するものではないのでご注意ください。

名称定価落札相場
シングルモルト津貫THE FIRST8,580円1万5,000円程度
シングルモルト津貫2022エディション8,580円6,000円程度
シングルモルト津貫2023エディション8,800円5,000円程度
シングルモルト津貫2024エディション9,020円5,000円程度
シングルモルト津貫2025エディション9,020円6,000円程度

【シングルモルト津貫THE FIRST】

2021年に9,984本限定で販売された、シリーズ最初のボトルです。

このボトルだけリリース年ではなく、THE FIRSTと名づけられています。

シングルモルト津貫THE FIRSTは蒸留所最初のウイスキーで、製造本数も少ないことから、高いプレミアが付いてもよさそうなものですが意外にもそうではありません。

とはいえ、定価で販売しているところはありませんので、ヤフオクなどで2次流通品をさがしてください。

【シングルモルト津貫2022エディション】

シングルモルト津貫2022エディションは、3万5,800本限定で販売されました。

津貫蒸留所が定期的にリリースするボトルに「リリース年+エディション」と名付けられるようになったのはここからです。

製造本数が多いことから、Webショップではほぼ定価で販売しており、オークションでの落札相場は定価を下回っています。

【シングルモルト津貫2023エディション】

シングルモルト津貫2023エディションは、4万7,000本限定で販売されました。

Webショップではほぼ定価販売されており、ヤフオクでの落札相場は2022エディションよりもさらに低くなっています。

【シングルモルト津貫2024エディション】

シングルモルト津貫2024エディションは、4万8,200本限定で販売されました。

定価がそれまでの8,800円から9,020円に引き上げられていますが、製造本数の多さのおかげか、Webショップでの販売価格やヤフオクでの落札相場は2023エディション並みです。

【シングルモルト津貫2025エディション】

シングルモルト津貫2025エディションは、2025年9月現在、本坊酒造公式通販で定価で購入できるボトルです。

製造本数は明かされていませんが完売していないところを見ると、恐らく2024エディションと同数程度は造られているのでしょう。

Webショップでの販売はほぼ定価、ヤフオクを利用すれば定価を下回っての落札が可能です。

シングルモルト津貫PEATEDの定価は9,680円(税込)

本坊酒造の公式HPには販売年を冠したシリーズと合わせて、次の2つのボトルが掲載されています。

津貫2025エディションよりも特徴ある製造法をとっていますが、Webショップでの販売相場やヤフオクでの落札価格はそれほどでもありません。

名称定価落札相場
シングルモルト津貫PEATED9,680円1万円程度
シングルカスク津貫AGED 6YEARS1万5,400円3万5,000円程度

【シングルモルト津貫PEATED】

2021年に、1万4,830本が販売されたボトルです。

通常よりピート香が強い大麦麦芽を使用した特徴のあるものですが、Webショップでの販売価格やヤフオクでの落札価格が定価とそれほど変わらないのは、製造本数が多いからでしょうか。

【シングルカスク津貫AGED 6YEARS Cask No.T121】

シングルカスク津貫AGED 6YEARSは2024年に、たった215本しか製造されなかったボトルです。

バーボン樽で6年間熟成したものの中から、1樽を厳選してビン詰めしています。

Webショップでは見つけられず、ヤフオクでの履歴も乏しいものだったので、実際は掲載した落札相場より高い価格が付く可能性もあります。

シングルカスク津貫AGED 6YEARSをお持ちの方は、ぜひ弊社サケウルの無料査定で、最新の買取相場を確認してください。

紹介した津貫の入手方法

ここまで紹介した7つのボトルの入手方法は次の三つです。

それぞれのメリット・デメリットを把握して、入手したいボトルや目的に合った方法で購入してください。

本坊酒造公式通販で購入する

販売年を冠したシングルモルト津貫が、本坊酒造公式通販に登場するのは毎年1月ごろです。

そのころを狙ってサイトにアクセスすれば、定価で購入できるでしょう。

同時期に本坊酒造の製品を扱っているお店の店頭やWebショップにも並ぶので、誰の手にもわたっていない津貫がお望みなら利用してみましょう。

Webショップで購入する

Webショップなら販売中と販売終了した津貫の両方が購入できます。

多くが新品ですが、いったん誰かの手に渡った2次流通品も混じっているので、誰かへのプレゼントなど気が張るケースでは要注意です。

比較的新しいシングルモルト津貫2025エディションなど、ボトルによっては定価より安く購入できるでしょう。

2次流通品を購入する

ヤフオクやメルカリなどを利用して、2次流通品を購入する方法です。

本坊酒造公式通販はもちろん、Webショップでも扱いがないような津貫が入手できるほか、比較的入手しやすいボトルは定価よりも安く購入できるでしょう。

写真や説明文、出品者の情報をよくチェックして、ストレスのない取引を楽しんでください。

プレミア付きの津貫・ベスト10

ここからは定価がわからないほどのプレミアが付いている、津貫のベスト10を紹介していきましょう。

共通するのは製造本数の少なさと、企画ものが多く入手機会が限られていることです。

高いプレミアを示すためにヤフオクでの最高落札額を掲載していますが、買取価格とは別物なので、興味がある方は弊社サケウルまでおたずねください。

順位名称最高落札額
1位ザ・ゴーストシリーズ17th・津貫4年25万4,000円
2位シングルカスク津貫2017・ePower設立15周年24万9,196円
3位太陽と鳳凰#6・ウイスキートーク福岡202012万4,000円
4位津貫・秩父ウイスキー祭202211万3,111円
5位太陽と鳳凰#8・ウイスキートーク福岡202210万2,000円
6位太陽と鳳凰#9・ウイスキートーク福岡20238万1,001円
7位シングルモルト津貫・アートコレクション#17万円
8位シングルカスク津貫2018・8年バーボンバレル6万5,000円
9位シングルカスク津貫2017・4年バーボンバレル6万4,000円
10位SMWS・160.1・シングルカスク津貫6万円

1位:ザ・ゴーストシリーズ17th・津貫4年

最高落札額:25万4,000円

ザ・ゴーストは、ウイスキージャーナリストのステファン・ヴァン・エイケン氏が選んだボトルのシリーズで、2013年に始まりました。

2022年に発売されたシリーズ17番目のボトルは、2017年に蒸留された4年ものの津貫で、192本のみ製造されました。

ザ・ゴーストのラベルやパッケージにあしらわれているのは、明治期に活躍した浮世絵師・月岡芳年の妖怪画です。

津貫のボトルには歌舞伎の人気演目「積恋雪関扉」に登場する、遊女墨染が描かれています。

2位:シングルカスク津貫2017・ePower設立15周年

最高落札額:24万9,196円

岐阜市に本社を置く酒類の輸入販売業者・ePowerが、設立15周年を迎えた2022年に、

277本限定で販売したボトルです。

T312と名付けられたシェリー樽からの原酒をビン詰めしており、59%というカスクストレングスも魅力となっています。

3位:太陽と鳳凰#6・ウイスキートーク福岡2020

最高落札額:12万4,000円

ウイスキートーク福岡は2013年から続く、九州最大のウイスキーイベントです。

本坊酒造は2015年から太陽と鳳凰という銘柄で出品を続けており、#1から#5まではマルス信州蒸留所製でした。

太陽と鳳凰#6はマルス津貫蒸留所による最初のボトルで、226本が限定販売されました。

熟成には、ジャックダニエルに用いた樽が使われています。

4位:津貫・秩父ウイスキー祭2022

最高落札額:11万3,111円

埼玉県・秩父神社で開催される、日本有数のウイスキーイベントで販売されたボトルです。

2016年に蒸留され4年間ラムカスクに寝かされた原酒を、そのまま189本限定でビン詰めしています。

現在、津貫のオフィシャルボトルにラムカスクをうたうものはありません。

定価1万4,850円で販売されていたので、実に10倍強のプレミアが付いています。

5位:太陽と鳳凰#8・ウイスキートーク福岡2022

最高落札額:10万2,000円

#6に続いてマルス津貫蒸留所製が手掛けた、2本目の太陽と鳳凰です。

シェリー樽を組みなおしたホグスヘッドで2017年から熟成されており、280本限定で販売されました。

イベントでの定価は2万1,600円だったので、人気の高さがうかがえます。

6位:太陽と鳳凰#9・ウイスキートーク福岡2023

最高落札額:8万1,001円

本坊酒造がウイスキートーク福岡2023のプライベートボトルに選んだのは、2年連続で津貫でした。

太陽と鳳凰に限らずプライベートボトルは抽選販売ですが、イベント参加者が優先して応募できる仕組みになっています。

ボトルの購入には困難がともなうだけに、プレミア価格になるのもしょうがないのかもしれません。

7位:シングルモルト津貫・屋久島アートコレクション#1

落札最高額:7万円

本坊酒造が持つ屋久島伝承蔵で貯蔵した、特別なシングルモルト津貫です。

ラベルに用いられているのは屋久島在住の画家・峯苫昴洸氏の作品で、2023年に販売されました。

定価は1万2,000円だったので、6倍近くのプレミアが付いている計算です。

8位:シングルカスク津貫 2018 8年 バーボンバレル

最高落札額:6万5,000円

宝飾ブランド・ティファニーが香港で運営するバーと、ウイスキー専門のオークション業者AFトレードのために、本坊酒造が198本限定でリリースしたボトルです。

第1弾の駒ヶ岳に続いて販売されました。

T565と名付けられたバーボンバレルの原酒が、無加水で用いられています。

9位:シングルカスク津貫2017 4年 バーボンバレル

最高落札額:6万4,000円

マルス津貫蒸留所が操業を開始した年のクリスマスの日にバーボン樽に詰められ、4年後にビン詰めされたシングルバレルのボトルです。

ウイスキー文化研究所がシリーズ化していた、グラバーボトルの一つとして企画されました。

美しい魚のイラストのラベルが、グラバーボトルの目印です。

10位:SMWS 160.1 シングルカスク津貫

落札最高額:6万円

ザ・スコッチモルトウイスキー・ソサエティの会員限定で販売されていたボトルです。

ラベルの160はマルス津貫蒸留所を、そのあとの1はSMWSのために造られた最初のボトルであることを表しています。

SMWSのボトルには総じてニックネームが付けられていますが、このボトルは「MANGO IN DOJO」です。

道場にあるマンゴーとは、何とも想像がふくらみます。

まとめ

数多くある津貫のボトルは定価くらいで購入できるものと、高額なプレミアが付いているものに分けられます。

前者は毎年造られているものが多く、後者は製造本数の少ない企画ものがほとんどなので、まずは定番の製造年を冠したシングルモルト津貫を試してみるとよいでしょう。

また、これを読んでいる方の中には、上であげた高いプレミア付きのボトルを持っている方もいらっしゃるかもしれません。

弊社サケウルではレアな津貫はもちろん、本坊酒造のウイスキーはすべて大歓迎です。

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