投稿日:2025.09.18

ラガヴーリンは個性派ぞろいのアイラ島のウイスキーの中でも、特に強い個性が魅力です。

しかし、正規輸入品の16年・8年を始めとしてバリエーション豊富なので、何を目安に購入すればよいかわからなくなることもあるかと思います。

本稿では16年と8年の定価や並行品の販売価格を紹介し、豊富なバリエーションを解説しています。

あわせてヤフーオークションで、落札された高額品も紹介。

ラガヴーリンをお得に購入したい方やコレクションを始めたい方に、役立つ内容となっています。

ラガヴーリン16年の定価は1万4,000円(税込)

ラガヴーリンの定価(希望小売価格)は2005年9月現在、定番ボトルの16年が1万4,000円、8年が8,500円(税込)です。

正規輸入元のディアジオ・ジャパンにより、2024年4月にそれまでの1万1,800円と7,050円から値上げされました。

ラガヴーリンの現行ボトル

名称定価(日本円)定価(英ポンド)
16年1万4,000円£83.50
8年8,500円£53.00
12年スペシャルリリース2023・200ml£48.50
フィス・イール2025・15年£240.00
14年アイラ島ジャズフェスティバル2024£240.50

上の表は正規輸入されている16年と8年の日本とイギリスでの定価と、ディアジオの公式Webショップにラインナップされているボトルの定価をまとめたものです。

1ポンド=200円で換算すると、日本の定価はかなり良心的に設定されているとわかります。そのため、近いうちに値上げされる可能性もあります。

ラガヴーリン16年

ラガヴーリン16年は蒸留所を所有していた会社が1988年に、アイラ島を代表するボトルとして売り出したことで有名になりました。

以来、蒸留所を象徴するボトルとなっているほか、著名なウイスキー評論家が香味を「クマの抱擁」と表現したことでも知られています。

アイラ島らしいスモーキーさに加え、独特のオイリーさや重厚さを言語化したものですが、ウイスキーファンならずとも好奇心がそそられます。

ラガヴーリン8年

ラガヴーリン8年は、本来2016年に蒸留所の創立200年を記念した限定ボトルでしたが、好評を受けてレギュラーラインナップに加わりました。

酒齢は若いもののバランスの良さが評価されており、ラガヴーリンの入門編にふさわしい存在となっています。

12年スペシャルリリース2023

ここからは、正規輸入されていないボトルの紹介です。

スペシャルリリースは、ディアジオ傘下の蒸留所が特別なボトルを一斉に販売する企画のこと。

公式通販に掲載されているのは、2023年版の200ml入りボトルだけです。

ちなみに2025年のディアジオ・スペシャルリリースでは、ラガヴーリン以外にタリスカーやグレンオード、ティーニニック、ダルユーイン、オーバンが名を連ねています。

フィス・イール2025・15年

フィス・イール(Fèis Ìle)とは、1985年から開催されているアイラ島最大のフェスティバルのことで、ウイスキー試飲が大好評です。

2025年の開催を記念して発売されたボトルは1,596本限定で、2009年に蒸留されたニューポットをシェリー樽とバーボン樽で熟成後、モスカテル・デ・マラガ樽で2年間後熟したものとなっています。

14年アイラ島ジャズフェスティバル2024

アイラ島でおこなわれるジャズフェスティバルを記念して発売されたボトルです。

アメリカンオーク製のバーボン樽で熟成後、南アフリカ・カベルネ・ソーヴィニヨン・ワイン樽でさらに熟成を重ねています。

ジャスフェスティバルはアイラ島の秋恒例のイベントで、2025年の新たなボトルの登場が待たれます。

並行品のラガヴーリン

ラガヴーリンの正規品の購入には、酒販店やWebショップの利用がおすすめです。

ディアジオの定価もしくは、それよりもやや安い価格で購入できるでしょう。

あわせて検討したいのは、並行品を扱っているショップです。

ボトルによっては定価よりも大幅に安い価格で購入できるほか、ディアジオの公式Webショップでも扱っていないボトルも購入できます。

次の表は、ラガヴーリンの並行品を数多く扱っているショップでの販売価格です。

銘柄販売価格
16年9,980円
8年6,550円
ディスティラーズ・エディション1万3,880円
9年ゲーム・オブ・スローンズ1万3,240円
ダブルマチュアード2003/20191万7,370円
12年スペシャルリリース20242万580円
12年カスクストレングス20182万5,790円

ディスティラーズ・エディション

ディスティラーズ・エディションはディアジオ社の企画で、傘下の蒸留所が販売した一連のボトルの一つ。

先述したスペシャルシリーズと、似た性格のものです。

9年ゲーム・オブ・スローンズ

中世のヨーロッパをモチーフにしたファンタジードラマ、ゲーム・オブ・スローンズの世界にインスパイアされたボトルです。

ラベルにはドラマで主要な役割を果たす一族の紋章である、ライオンがあしらわれています。

この企画もディアジオ社が主導しており、多数の蒸留所が参加しています。

ダブルマチュアード2003/2019

バーボン樽での熟成後に、ペドロヒメネス・シェリー樽で熟成したボトルです。

熟成を2度おこなっていることから、ダブルマチュアード(double matured)と名付けられました。

掲載したボトルは最も安価なボトルですが、発売年が古いものほど高価になり、ダブルマチュアード1997/2013の並行品は3万7,750円で販売されています。

12年スペシャルリリース2024

ディアジオ公式Webショップでは早々に完売しており、12年スペシャルリリースは2023年の200ml入りしか販売されていませんでした。

しかし、並行品なら2024年の700ml入りボトルなども入手できます。

発売年こそ違いますが、200ml入りが£48.50(約9,700円)で、700ml入りが2万580円なので、かなりお得に感じます。

12年カスクストレングス2018

2002年から始まった、カスクストレングス12年の17本目のボトルです。

樽出ししたままの強い香味は、酒齢が高いボトルと比較しても、引けを取らない個性だとか。

こちらのシリーズも発売年が古いほど高価です。

ラガヴーリンを購入する3つの方法

入手できるラガヴーリンは正規品、並行品、2次流通品の3種類です。

ここからは、それぞれを購入するメリット・デメリットをみていきましょう

正規品を購入する

正規輸入元のディアジオが、日本に輸入・販売しているボトルを購入する方法です。

何よりも品質を重視する方に向いているでしょう。

【メリット】

お酒の輸入に豊富な実績を持つ企業が手掛けたボトルなので、内容・外観ともに申し分のないラガヴーリンが入手できます。

【デメリット】

価格が少し高めなのと、現在2種類のボトルしか入手できないのがデメリットです。

並行品を購入する

ディアジオ以外の商社や酒店などが、輸入・販売しているボトルを購入する方法です。

新品をより安く購入したい方に向いています。

【メリット】

正規品の価格よりも安く販売されているほか、ディアジオが輸入していないボトルも購入できます。

【デメリット】

ディアジオが輸入したボトルに比べると、中身や外観が少し不安です。

気の張る相手へのプレゼントなら、並行品は避けたほうが無難かもしれません。

2次流通品を購入する

いったん誰かが購入したボトルを、ヤフオクやメルカリなどを通じて購入する方法です。

少しでも安く購入したい方や、終売になったボトルを入手するのに向いています。

【メリット】

現行の16年や8年なら並行品よりさらに安く購入できるほか、現在は販売されていないボトルも購入できます。

【デメリット】

個人が自宅で保管していたボトルが中心なので、内容・外観に問題があるかもしれません。

また、悪質な出品者から落札・購入してしまうと、お金を支払ったのに商品が送られてこないなどトラブルもありえます。

商品の写真や説明文、出品者の評価などを慎重にチェックすることが大切です。

高額で落札されたラガヴーリン・ベスト10

上でも見たとおり、ヤフオクやメルカリを利用すれば、現在は販売されていない、貴重なボトルを入手できます。

ここからは、ヤフオクに出品されていたラガヴーリンの例として、過去10年間で高額落札されたボトルのベスト10を紹介していきましょう。

紹介する落札価格はこれまでの最高額であり、落札相場や買取価格とは異なることをご了承ください。

順位名称最高落札額
1位ラガヴーリン30年78万円
2位ジョン・ビセット・ラガヴーリン190964万9,000円
3位ラガヴーリン1991・31年60万円
4位ラガヴーリン1976・37年51万6,333円
5位ラガヴーリン1991-201650万円
6位ラガヴーリン1985-200740万円
7位SMWS 111.1 198038万9,000円
8位ラガヴーリン12年・ホワイトラベル36万1,000円
9位ラガヴーリン15年・セラミックジャグ29万1,000円
10位ラガヴーリン26年・スペシャルリリース202129万500円

1位:ラガヴーリン30年

最高落札額:78万円

1976年に蒸留され、2006年に52.6%のカスクストレングスでビン詰めされたボトルです。

ヨーロッパ向けに2,340本限定で販売されました。

2位:ジョン・ビセット・ラガヴーリン1909

最高落札額:64万9,000円

スコットランドでウイスキーのブレンドやビン詰めをおこなっている、ジョン・ビセット(John Bisset & Co Ltd)が手掛けたボトルです。

ラベルには「bonded 1909」とあり、20世紀初頭に蒸留されたことになりますが、その割には落札価格が安い気がするのは、熟成年数が不明だからでしょうか。

3位:ラガヴーリン1991・31年

最高落札額:60万円

ロンドンに拠点を構えるビン詰め業者兼酒販店、ウイスキー・エクスチェンジ(The Whisky Exchange)の創業50周年を記念したボトルです。

1991年に蒸留されて2022年に264本限定でビン詰め、税抜で定価£3,500で販売されました。

4位:ラガヴーリン1976・37年

最高落札額:51万6,333円

1976年に蒸留され、37年の熟成を経たボトルです。

公式ボトルでは最長の熟成年数となっており、1,868本限定で販売されました。

発売当時の正規品の定価は38万5,000円だったようなので、相当なプレミアが付いていることになります。

5位:ラガヴーリン1991-2016

最高落札額:50万円

2016年に蒸留所の創業200周年を記念して、カスクストレングスで発売されたボトルです。

定価は税抜£1,245だったので、相当なプレミア付きです。

販売には先述した、ウイスキー・エクスチェンジが関わっています。

6位:ラガヴーリン1985-2007

最高落札額:40万円

6,642本限定で販売されていた21年物、56.5%のカスクストレングスです。

Webショップでは3万9,380円で販売されていた履歴が残っているので、定価で購入できた方は、ぜひ弊社サケウルの無料査定をご利用ください。

7位:SMWS 111.1 1980

最高落札額:38万9,000円

ザ・スコッチモルトウイスキー・ソサエティの会員限定で販売されていたボトルです。

ラベルにラガヴーリンの名前はありませんが、会員のみに配布されるコード表を用いると、111.1はラガヴーリン蒸留所によるSMWSのための、最初のボトルであるとわかります。

8位:ラガヴーリン12年・ホワイトラベル

最高落札額:36万1,000円

ラガヴーリンのオールドボトルは、製造年代によりホワイトラベルやベージュラベルと呼ばれています。

1970〜80年代に流通していたホワイトラベルは貴重で、12年という熟成年数ながら、かなりのプレミアが付きました。

9位:ラガヴーリン15年・セラミックジャグ

最高落札額:29万1,000円

ラガヴーリンではあまり見ない、陶器のボトル入りです。

ラベルに「特級」「従価」の文字があるので、1989年以前に輸入された珍しいものであるとわかります。

もちろん封緘付きで、重量的に問題はありません。

10位:ラガヴーリン26年・スペシャルリリース2021

最高落札額:29万500円

通常のスペシャルリリース2021なら、並行品が2万5,000円程度で販売されていますが、それらは12年です。

同じスペシャルリリースでも26年になると極端に数が少なくなり、落札価格も跳ね上がります。

まとめ

ほぼ定価で購入できるラガヴーリンは、ディアジオが輸入している正規品です。

本国イギリスでの販売価格と比較しても良心的な価格となっています。

とはいえ、さらに安い値段で購入したい方は並行品がおすすめです。

正規輸入されていない、レアなボトルも入手できます。

ヤフオクやメルカリなら、さらにレアな2次流通品を入手できますが、これを読んでいる方の中には上であげたボトルを持っている方もいらっしゃるでしょう。

弊社サケウルではレアなボトルはもちろん、ラガヴーリンのボトルはすべて大歓迎です。

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