
投稿日:2025.08.28
12年、シルバー、18年、スーペリアという、オールドパーの現行ラインナップの定価を紹介しています。
あわせて、12年のオールドボトルやエリザベスや50年などの限定版、過去のラインナップの流通価格や入手方法を解説。
オールドパーに興味がある方に、おすすめの内容です。
オールドパー12年の定価は3,899円(税込)

オールドパーのスタンダードボトル12年は、販売元のアマゾン公式サイトで3,899円(税込)で販売されています。
日本でのオールドパーの販売元、モエ・ヘネシー・ディアジオ(MHD)は定価を設定していませんが、ここではMHDのアマゾン公式サイトでの販売価格を定価として扱っていきます。
2025年現在、MHDが日本で展開している4酒類のオールドパーの定価は次の表のとおりです。
特に品薄になっている様子もなく、一部のショップでは定価を下回って販売しています。
| 定価(税込) | 発売年 | ||
| シルバー | 3,449円 | 750ml | 2013年〜 |
| 12年 | 3,899円 | 750ml | 1909年〜 |
| 18年 | 1万200円 | 750ml | 2004年〜 |
| スーペリア | 1万4,250円 | 750ml | 1989年〜 |
オールドパー・シルバー 定価:3,449円
オールドパーのレギュラーラインナップ中、最も入手しやすいシルバーは、偶然から生まれたボトルです。
ヒントになったのは、極寒の屋外に放置した樽のウイスキーが、スムーズでまろやかになっていたこと。
現在ではビン詰め前にマイナス6度でろ過をおこない、当時の味わいを再現しています。
一時は200mlのボトルがコンビニエンスストアにも並んでいたので、見かけた方も多いことでしょう。
オールドパー12年 定価:3,899円
古くから日本人に愛されてきたスタンダードボトル・12年は、シルバーよりも少し高い定価で販売されています。
しかし、1ドルが360円で輸入ウイスキーに高い関税がかかっていた1950年代には、オールドパーは高嶺の花でした。
当時の大卒初任給が10万円を切っていたころに、1万円程度で販売されていたといいますから、今ならば3万円くらいの感覚です。
年配の方なら、現在の定価を見て、ずいぶん安くなったと感じることでしょう。
オールドパー18年 定価:1万200円
スタンダードの12年よりも長い、18年以上の熟成を経たモルト原酒とグレーン原酒から構成されたボトルです。
モルトの甘みと、樽由来のバニラの香りが特徴で、オールドパーならではのブレンドの妙が感じられます。
最初に発売されたのは2022年、現行のラインナップで最も新しいボトルです。
オールドパー・スーペリア 定価:1万4,250円
熟成のピークを迎えた原酒を加えることで、奥深く華やかな香味を実現したボトルです。
熟成年数の表記がないNVながらレギュラーラインナップ最高峰らしく、なめらかな口当たりや深い甘み、スモーキーな余韻が楽しめます。
スーペリアとは「上質な、高級な、上位の」という意味ですが、その名にふさわしいボトルといえるでしょう。
オールドパーの歴史

オールドパーを製造するのはMHD傘下の、マクドナルド・グリンリースです。
1871年に設立されたマクドナルド・グリンリースは、1483年生まれで152歳まで生きたという伝説的な人物、トーパス・パーにあやかり、自社のブレンデッドウイスキーをオールドパーと名付けました。
現行の12年の前身となるオールドパーは、1909年から販売されています。
日本で特に愛されるオールドパー
現在、オールドパーはイギリスでは流通しておらず、日本やアメリカ、メキシコ、コロンビアなどに輸出されています。
中でも日本との関わりは深く、岩倉使節団が欧州でオールドパーを購入して、日本に持ち帰ったという伝説があるほど。
岩倉使節団が派遣された1871年から73年にオールドパーは発売されていないので疑わしい話とはいえ、日本との深い関係を物語っているかのようです。
その後、オールドパーは吉田茂や田中角栄ら、政界の大物が愛飲したと伝わります。
オールドパーの四角いボトルには、古い陶器のボトルをイメージしたひび割れ模様がデザインされていますが、うまく利用すると斜めの状態でボトルを立てられます。
香味が優れていたのはもちろん、困難に直面しても倒れない、バランス感覚のよさ、右肩上がりなどを思わせるのも、彼らがオールドパーを愛飲した理由かもしれません。
オールドパーのキーモルト
ブレンデッドウイスキーであるオールドパーのキーモルトは、クラガンモアとグレンデュランの2つです。
ブレンデッドウイスキーは何種類ものモルト原酒とグレーン原酒で構成されますが、香味の柱となるモルト原酒はキーモルトと呼ばれています。
クラガンモアとグレンデュランは、いずれもスコットランドのスペイ川流域に位置する蒸留所。
スペイサイドと呼ばれるスペイ川流域には、マッカランやグレンリベット、グレンフィディックなどいくつもの蒸留所があり、上品な香味が共通点です。
オールドパーのキーモルトはいずれも国内で入手できるので、飲み比べてみるのも楽しいかもしれません。
定価では購入できないオールドパー

定価や定価よりもやや安い金額で購入できる、現行のオールドパーのラインナップを見てきましたが、ここからは定価では購入できないオールドパーを解説してきましょう。
とはいえ、高額なボトルはごく一部です。
長いオールドパーの歴史でリニューアルを繰り返してきた12年や、終売になったボトルについて扱っています。
オールドパー12年のオールドボトル
終売になったボトルはオールドボトルと呼ばれていますが、その数が多いのはやはりスタンダードボトルの12年で、ヤフオクやメルカリで比較的簡単に入手できます。
オールドパー12年のオールドボトルの販売時期と2025年現在の流通相場は次の通りです。
| 特徴 | 販売時期 | 流通相場 |
| ティンキャップ | 〜1960年代前半 | 2万円程度 |
| デラックス表記 | 〜1980年代前半 | 2,000円程度 |
| 特級表記 | 〜1989年 | 2,000円程度 |
| 先代のラベル | ~2019年 | 2,000円程度 |
ティンキャップ
第2次世界大戦中から1960年代前半にかけて販売されていたボトルは、現在のスクリューキャップと異なり、ティンキャップが使われていました。
ブリキ製のフタを針金で止めたもので、戦時中の物不足によりコルクキャップのかわりに使われたものです。
デラックス表記
オールドパー12年のラベルに熟成年数が表記されたのは1980年代前半で、それ以前は「De Luxe」と表記されています。
12年という酒齢にはスタンダードボトルのイメージがありますが、これを作ったのはシーバスリーガル12年です。
1938年に販売されたシーバスリーガル12年は大ヒットとなり、多くの銘柄がならって12年のボトルを販売しましたが、オールドパーも1980年代前半にデラックスを12年に改めています。
特級表記
1989年の酒税法改正までお酒には格付けがあり、酒税はそれに応じて決められていました。
オールドパーは最上級の特級に分類されており、ボトルにはそれを示す表記があったのです。
したがって、特級表記のあるオールドパーは、1989年以前に輸入されたことになります。
特級表記のある・なしはほかのオールドボトルの輸入・製造年代を特定するのにも使えるものです。
たとえば、特級表記のあるサントリー山崎は、かなりの流通相場となっています。
先代のラベル
ティンキャップのころから続く、黄色基調のラベルは2019年のリニューアルまで使われていました。
ラベルのリニューアルは12年、シルバー、18年で同時におこなわれています。
12年のオールドボトルを楽しむ方法
12年のオールドボトルは、製造されなくなってからずいぶん経つので、いったん誰かの手に渡った2次流通品を狙うしかありません。
とはいえ、長い間人気の銘柄であり出品数も多く、流通価格も2,000円程度からと手ごろです。
ヤフオクを利用する
ヤフオクでオールドパーを検索すると、2025年8月時点で400件近くがヒットします。
12年なら流通相場は2,000円程度なので気軽に購入できますが、状態が悪いであろうものも多く出品されています。
キャップ周りやラベルの状態に注意して、なるべく状態がよいものを入手してください。
評価をチェックして、信頼できるであろう出品者を選ぶのも大切です。
メルカリを利用する
メルカリでオールドパーを検索すると、2025年8月時点で200件以上がヒットします。
流通相場や注意点はヤフオクと変わりませんが、メルカリはオークションではなくフリ-マーケット形式であるのがポイントです。
割高な価格で出品されている者も多いので、流通相場を参考にして、お得感があるものを購入しましょう。
扱っているバーを利用する
オールドボトルの魅力は、現行のオールドパーとは異なる原酒で構成されており、古きよきころの香味が楽しめるところです。
しかし、古いボトルは劣化しているものが多いのも事実。
貴重なティンキャップを落札したのに、金属臭が強くて飲めないということもありえます。
オールドボトルの香味を存分に楽しむなら、扱っているバーを利用するのもおすすめです。
並んでいるボトルの多くは試飲済みなので、安心して楽しめるでしょう。
希少なオールドパーの流通価格

オールドパーのスタンダードは12年ですが、マクドナルド・グリンリースは長い歴史の中、数多くのボトルを販売してきました。
ここからは、限定版や現在は製造されていないオールドパーを見ていきましょう。
オールドパー・エリザベス 10万円程度
イギリス女王・エリザベス1世の即位450年を記念して、発売された限定ボトルです。
エリザベス1世の在位期間は1558年から1603年なので、トーマス・パーの人生の45年間は彼女の治世に当てはまることに由来しています。
30年以上熟成した貴重な原酒で構成されており、マクドナルド・グリンリースのマスターブレンダー、モーリン・ロビンソンが手掛けました。
特別感のある豪華なハコにはエリザベス朝・時代を表す「Elizabethan」とありますが、単にエリザベスと呼ぶのが一般的のようです。
オールドパー30年 10万円程度
こちらもエリザベス1世の即位450年を記念したボトルです。
オールドパー・エリザベスと同時期に発売され、30年以上熟成した貴重な原酒で構成されています。
クリスタル製のボトルにはオールドパーの肖像がサンドブラストで刻まれており、替え栓や製造番号を記した証明書が付属しています。
製造本数が少ないことから、エリザベスと同等の価格で取引されているボトルです。
オールドパー18年クラシック 5,000円程度
現行のオールドパー18年の前に販売されていたクラシックは、グリーンのすりガラス製のボトルに収められています。
グレーン原酒はブレンドされておらず、モルト原酒のみで構成されているのが特徴で、今ならばピュアモルトウイスキーと呼ばれているであろうボトルです。
終売してから時間がたっていますが、モルトウイスキーブームにもかかわらず値段が高騰していないのは、クラガンモアなどキーモルトが簡単に入手できるからでしょう。
オールドパー・カスクストレングス 1万円程度
2003年ごろに販売されていた限定版で、透明のボトルに収められています。
58.8%というカスクストレングスらしいアルコール濃度から、オールドパーの新たな魅力が感じられると評判です。
オールドパーの中でも流通価格が比較的高いのは、地域限定であり国内販売がなかったからでしょう。
オールドパー15年 7,000円程度
通常の15年以外に、マクドナルド・グリンリースの創業年を冠した「1871・リミテッドエディション」や、トーマス・パーの生誕500年を記念したボトルが存在しています。
通常の15年も含めて、それほどの金額は付いていません。
オールドパー12年・陶器ボトル 2,000円程度
免税店限定で販売されていたという、陶器ボトルに収められた12年ものです。
ブラック、ブラウン、ブラウンとアイボリーのツートンの3種類があるようですが、流通価格はいずれも大差ありません。
まとめ
現行のオールドパーは安定供給されており、定価やそれよりも安い価格で購入できます。
貴重なはずのオールドボトルも、出回っている数が多いため安価で入手可能です。
とはいえ、古いオールドパーを持てあましているなら、ぜひ弊社サケウルにご相談ください。
エリザベスなど一部のボトルを除き、驚くほど高価とまではいきませんが、精一杯の買取価格でお応えいたします。
ほかのボトルとまとめてのなら、高額査定が狙えることも。
査定だけでも、お気軽にご利用ください。



