
投稿日:2025.08.25
正規輸入されているラフロイグは10年とセレクトの2種類だけですが、海外では多様なボトルが販売されています。
本稿では正規輸入品の定価のほか、並行輸入品や2次流通品の販売相場や入手方法を紹介しています。
ラフロイグを安心して購入したい方や、お得に購入したい方におすすめです。
あわせて、国内では販売されていないボトルの定価や入手方法も紹介。
より深くラフロイグを楽しみたい方にも、役立つ内容になっています。
ラフロイグ10年の定価は7,410円(税別)

サントリーが正規輸入するラフロイグは10年とセレクトの2種類で、定価(希望小売価格)はそれぞれ7,410円と5,290円です。
| ボトル名 | 定価 | 容量 |
| 10年 | 7,410円 | 750ml |
| セレクト | 5,290円 | 700ml |
ラフロイグも多くのウイスキー同様に値上げされており、2024年4月の定価は6,440円と4,600円でしたが、ほかの銘柄の値上がりを考えると、15%程度の値上げ率は許容範囲かもしれません。
ラフロイグとは
ラフロイグはスコットランド・アイラ島にある、同名の蒸留所が製造するモルトウイスキーの銘柄です。
アイラ島のモルトはスモーキーと称されるピート香で知られていますが、ラフロイグは中でも強烈で、世界中にファンが存在しています。
1815年の創業以来、経営者は何度も変わりましたがラフロイグの個性は健在。
現在は、サントリーの子会社であるビーム・サントリーが所有しています。
ラフロイグ10年とは
サントリーが正規輸入するラフロイグ10年は、バーボン樽で10年以上の熟成を経た原酒で構成されています。
ラフロイグらしいピート香が存分に楽しめるスタンダードボトルで、はっきりとした個性が感じられるでしょう。
ラフロイグセレクトとは
シェリー樽とバーボン樽で熟成した原酒をヴァッティングして造られているボトルです。
熟成期間が10年に満たない若い原酒が使われているほか、10年ほどのスモーキーさはありません。
ラフロイグがしばしば形容される、煙臭い、正露丸臭いといった言葉に腰が引けてしまう方におすすめです。
ラフロイグの購入方法
ラフロイグ10年やセレクトの主な入手方法は、定価での購入、並行輸入品の購入、2次流通品の購入の3通りです。
それではラフロイグ10年を例に、それぞれの購入方法のメリットとデメリットを見ていきましょう。
定価で購入する 7,410円程度
小売店やWebショップを通じて、サントリーの正規輸入品を定価で購入する方法です。
2025年現在、ラフロイグ10年はスムーズに輸入されているようで、正規輸入品は定価もしくは定価よりも少し安く購入できます。
【メリット】
正規輸入品を定価で購入するメリットは、輸送・保管ともに万全であろうラフロイグ10年を入手できることです。
何よりも安心感を重視したい方におすすめします。
【デメリット】
ほかの入手方法よりも、価格が高めなのが正規輸入品を定価で購入するデメリットです。
とはいえ、正規輸入品を定価よりも安く販売しているところもあるので、探してみるとよいでしょう。
並行輸入品を購入する 6,580円程度
並行輸入品を扱っているショップから購入する方法です。
ラフロイグ10年を6,580円で販売しているのは、並行輸入ウイスキーの品ぞろえに定評がある某Webショップの価格なので、探せばさらに安いところも見つかるかもしれません。
【メリット】
正規輸入品よりも安く購入できるのが、並行輸入品を購入するメリットです。
購入金額に応じてポイントを付与してくれるショップもあるので、繰り返し利用すればさらに安く購入できます。
【デメリット】
めったなことはないとはいえ、並行輸入品には輸送・保管体制に若干の不安があります。
ウイスキー自体の品質や箱、ラベルにダメージがある可能性はゼロではないので、完全なものを希望する方は、正規輸入品が無難かもしれません。
2次流通品を購入する 4,000円程度
ヤフオクやメルカリなどを通じて、いったん誰かの手に渡ったラフロイグ10年を入手する方法です。
【メリット】
並行輸入品よりも、さらに安いラフロイグ10年を見つけられます。
何よりも価格を重視したい方におすすめの購入方法です。
【デメリット】
ラフロイグ10年の状態や保管されていた環境、間違いなく送られてくるかなど、心配事が多い購入方法です。
写真の確認や出品者への質問を通じて少しでも心配事を減らすことと、出品者の評価をチェックして信頼できる相手と取引することが大切です。
ラフロイグ海外のラインナップと定価

サントリーが正規輸入しているラフロイグは10年とセレクトの2種類ですが、ラフロイグ蒸留所のユーロ圏を対象にしたWebショップでは、それ以外のボトルも豊富にラインナップしています。
次の表は2025年現在、ラフロイグがユーロ圏で展開しているボトルの定価と日本円に換算した価格です。
定価はすべて700ml入りボトルのもので、日本円への換算は1ユーロ=170円でおこなっています。
| ボトル名 | 定価 | 日本円に換算 |
| 10年 | 32ユーロ | 5,440円 |
| 10年・カスクストレングス・バッチ16 | 56ユーロ | 9,520円 |
| 10年・カスクストレングス・バッチ17 | 56ユーロ | 9,520円 |
| 10年・シェリーオークフィニッシュ | 47ユーロ | 7,990円 |
| 18年 | 136ユーロ | 2万3,120円 |
| 30年 | 780ユーロ | 13万2,600円 |
| クオーターカスク | 39ユーロ | 6,630円 |
| オークセレクト | 23ユーロ | 3,910円 |
| カスク・ロア | 56ユーロ | 9,520円 |
| エレメント3.0 | 137ユーロ | 2万3,290円 |
ラフロイグ10年、18年、30年
表示された年数以上の熟成を経た原酒で構成されている、スタンダードラインナップです。
ラフロイグでは10年のために多くの原酒が使われており、ほかの蒸留所よりも18年や30年は貴重で人気が高いそう。
2025年8月現在、18年は品切れになっています。
ラフロイグ10年・カスクストレングス
10年熟成した原酒の中から出来のよいものを選び、加水せずにビン詰めしたボトルです。
通常よりも高いアルコール度数と、力強さで人気となっています。
バッチとは蒸留された時期を指しており、ナンバーごとに異なる味わいも楽しみの一つです。
ラフロイグ10年・シェリーオークフィニッシュ
10年以上の熟成を経たモルト原酒をヴァッティング後、オロロソ・シェリー樽でさらに熟成したボトルです。
アイラモルトらしいスモーキーさに加わった、シェリー樽ならではの香味が楽しめます。
クオーターカスク
通常よりも小さな樽を用いると、ニューポットと樽内部の接触が増えて、熟成が早く進むといいます。
クオーターカスクでは2度の熟成に小さな樽を用いることで、より深みと甘みを加えています。
オークセレクト
5種類の異なる樽で熟成したモルト原酒をヴァッティングすることで、飲みやすさを追求しています。
国内に正規輸入されている、ラフロイグ・セレクトと同じ方向性のボトルといえるでしょう。
カスク・ロア
伝承を意味する「ロア(Loar)」の名を持つボトルは、創業以来受け継がれてきた技術と経験を、次世代に伝承するという意気込みで造られています。
ある意味、最もラフロイグらしいボトルといえるかもしれません。
エレメント3.0
限定少量生産されている、エレメントシリーズの第3弾です。
通常よりも長時間、高温でピートを燃焼させて、チョコレートやコーヒーのようなニュアンスを加えています。
フレンズ・オブ・ラフロイグ限定ボトル
ラフロイグ蒸留所への訪問などで加入できる「フレンズ・オブ・ラフロイグ」のメンバーだけが購入できるボトルは、ゲール語で友情の意味を持つ「カーディス(Càirdeas)」と名付けられています。
2025年のカーディスは先述したカスク・ロアを加水せずに仕上げており、89ポンド(約1万8,000円)で販売されています。
ユーロ圏向けWebショップでは、カーディス2023・ホワイトボート&マディラカスクや、カーディス2020・ポート&ワインカスクも販売されていました。
正規品以外のラフロイグの入手方法

ラフロイグのユーロ圏向けWebショップのラインナップを見て、興味をそそられている方もいることでしょう。
ラフロイグ10年やセレクションといった、国内に正規輸入されているボトル以外を楽しむ方法は、並行品を購入する、個人輸入に挑戦する、2次流通品を購入するの3通りです。
並行品を購入する
ラフロイグに限らず、正規ルート以外で国内に入ってきたものは、すべて並行品と呼ばれています。
ラフロイグ10年なら、すでに見たとおり正規輸入品よりも安く購入できることに加えて、国内販売されていないボトルも入手できるのが魅力です。
個人輸入に挑戦する
並行品では入手できないボトルを購入するなら、個人輸入に挑戦するのも一つの方法です。
ラフロイグ公式Webショップは、日本からも購入しやすいことで知られており、かなりのファンが直接購入しています。
下の表は、あるWebショップでのラフロイグの並行輸入品価格と、ラフロイグの公式Webショップでの定価を比較したものです。
ラフロイグの品揃えが充実しているWebショップでも、30年やエレメント3.0のように一部のボトルが購入できないことや、それなりの価格差があるのがわかります。
| ボトル名 | 並行品価格 | 公式での定価 |
| 10年(並行品は750ml) | 6,580円 | 5,440円 |
| 10年・カスクストレングス・バッチ16 | 1万2,980円 | 9,520円 |
| 10年・カスクストレングス・バッチ17 | 1万3,780円 | 9,520円 |
| 10年・シェリーオークフィニッシュ | 1万780円 | 7,990円 |
| 18年 | 4万8,500円 | 2万3,120円 |
| 30年 | ― | 13万2,600円 |
| クオーターカスク | 6,980円 | 6,630円 |
| オークセレクト | ― | 3,910円 |
| カスク・ロア | 1万3,590円 | 9,520円 |
| エレメント3.0 | ― | 2万3,290円 |
ラフロイグの個人輸入のデメリット
お酒の個人輸入は魅力的とはいえ、一方でデメリットも大きなものです。
よほど欲しいボトルを入手したいケース以外は、価格差には目をつぶって並行輸入品を購入したほうが無難かもしれません。
【送料や関税などがかかる】
ウイスキーの個人輸入には、送料や関税、消費税、酒税のコストがかかります。
ラフロイグ公式Webショップの送料は、8本オーダーすると1本あたり1,000円程度だそう。
これに関税などの費用が20%かかると仮定すると、個人輸入における価格面の魅力は、それほどでもないことがわかるでしょう。
関税などの輸入にかかるコストの計算は複雑です。
上の20%は仮定であり、ボトルの量や金額、アルコール度数で大きく上下することを、ご理解ください。
【事故が多い】
事故はウイスキーの個人輸入につきものです。
よくあるのが栓が外れるトラブルで、中身はすべて流れ出てしまいます。
しかし、補償を求めるには手間と時間がかかるほか、補償が期待できるのも一部だそう。
高額なボトルを個人輸入してしまうと、無事到着するまで心配な日々が続きそうです。
2次流通品を購入する
ヤフオクやメルカリで、いったん誰かの手に渡ったラフロイグを購入する方法は、正規品以外のボトルを入手するのにも有効です。
並行輸入品よりも安価で入手できることが多いはずですし、個人輸入よりも不安は少ないでしょう。
あわせて、現在は製造されていないオールドボトルも入手できますが、かなりの量が出品されているので、ご自身が欲しいものを見極めたうえで入札してください。
まとめ
ラフロイグはラインナップが豊富です。
日本に正規輸入されているボトルだけでなく、国外ではさまざまなボトルが販売されています。
10年やセレクトに飽き足らなくなったら、それらに挑戦するのも楽しいものですが、中にはラフロイグのボトルを持て余している方もいるかもしれません。
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