投稿日:2025.07.11

バランタイン17年はスコッチウイスキーを代表するボトルですが、定価よりも安く販売されています。

定価を上回る価格で販売されているボトルも多いのに、バランタイン17年の安さを不思議に感じる方もいることでしょう。

本稿では、バランタイン17年が安く販売されている理由や、さらに安く購入する方法を解説しています。

また、バランタイン17年を持て余している方向けに、高額での買取が狙えるボトルや、高額買取のコツも紹介しています。

バランタイン17年の定価は1万1,880円(税別)

バランタインの定価(希望小売価格)は輸入元のサントリーにより、2024年4月に値上げされています。

17年は9,900円から1万1,880円(税別)に、17年トリビュートリリースは1万1,000円から1万3,200円(税別)となりました。

ボトル名定価(税抜)販売価格
17年1万1,880円8,200円程度
17年トリビュートリリース1万3,200円1万2,000円程度

とはいえ、それぞれの販売価格は定価よりも安いものです。

価格ドットコムによると2025年現在の最安値は17年が8,200円程度、並行輸入品なら、6,000円台で購入できます。

また、17年トリビュートリリースの販売価格は1万2,000円程度です。

バランタイン17年の販売価格が定価より安い理由

サントリー山崎など定価では購入できないウイスキーが多い中、バランタイン17年が定価より安く販売されているのを、不思議に感じる方もいるでしょう。

中には安いボトルを、粗悪品や模造品と疑う方もいるかもしれません。

しかし、バランタイン17年はサントリーの正規輸入品ですら、安く販売されています。

ここからは、バランタイン17年の販売価格が定価より安い理由を見ていきましょう。

ブレンデッドウイスキーだから

バランタイン17年を定価以下で購入できるのは、ブームから外れており需要が高まっていないからです。

サントリー山崎などが定価で購入できないのは、シングルモルトウイスキーのブームで、需要が供給を大きく上回っているからです。

しかし、バランタイン17年はシングルモルトウイスキーに、グレーンウイスキーを加えたブレンデッドウイスキーであり、ブームから外れています。

グレーンウイスキーが多く含まれているから

ブレンデッドウイスキーであるバランタイン17年には、グレーンウイスキーが多く含まれており安定して生産できます。

需要の大きな高まりがなく安定して生産できているので、販売価格の高騰もないのです。

グレーンウイスキーは主に蒸留方法の違いから、モルトウイスキーより大量生産向きとされています。

バランタインほどの銘柄になると、大量のグレーン原酒が貯蔵されており、モルト原酒のように枯渇する心配がないのでしょう。

とはいえ、バランタイン17年のグレーン原酒は、最低でも17年の熟成を経た上質なものです。

大量生産されたとはいえ、品質が劣るわけではありません。

キーモルトが複数あるから

バランタイン17年の香味は複数のキーモルトにより決定づけられますが、このことも安定供給が続けられる理由です。

ブレンデッドウイスキーは、グレーンウイスキーとモルトウイスキーをブレンドして造られますが、モルトウイスキーは一種類ではなく、複数のキーモルトから構成されています。

バランタイン17年はかつて、キーモルトとして7つの蒸留所を公開したことがあり、これらは魔法の7柱と呼ばれました。

面白いのは魔法の7柱には、今では操業していない蒸留所が含まれているにもかかわらず、バランタイン17年の製造が続いているところです。

つまり、キーモルトが複数あることは、特定のキーモルトの在庫が尽きても、ほかで補えることを表しています。

一方でわずかな種類の原酒から構成されている、シングルモルトウイスキーはそうはいきません。

原酒の在庫が少なくなると生産がとどこおり、需要と供給のバランスが崩れてしまいます。

バランタイン17年を構成する複数のキーモルトは、香味だけでなく安定供給にも貢献しているのです。

【ブレンデッドウイスキーの注意点】

バランタイン17年が定価よりも安く販売されている理由を見てきましたが、ブレンデッドウイスキーは、決してモルトウイスキーに劣るわけではありません。

ブレンデッドウイスキーの特徴はバラエティに富んだ原酒のブレンドですが、これは理想の香味を求めてのこと。

樽まかせで熟成したモルト原酒をバッティングしたものよりも、飲みやすく完成度の高い香味を実現しているともいえるでしょう。

優れた香味を持つブレンデッドウイスキーが、手に入りやすい価格で販売されているのは、喜ぶべきことでしょう。

バランタイン17年とは

バランタイン17年は1937年に誕生したブレンデッドウイスキーです。

スコットランド各地から集めたモルト原酒やグレーン原酒から構成される香味は、究極のウイスキーを目指して造られたもの。

「ザ・スコッチ」と称されるほどの完成度の高さにより、1869年に始まるバランタインの名を不動のものにしました。

バランタイン17年が日本に上陸したのは、1952年のことです。

現在とは大きく異なる為替レートや酒税法から、最も高価なウイスキーともいわれましたが、スコッチウイスキーのイメージ作りに大きく寄与しました。

現在では比較的安価に入手できる高級ボトルとして、多くから愛されています。

17年トリビュートリリースとは

日本限定で販売されている、もう一つのバランタイン17年がトリビュートリリースです。

ヨーロピアンオーク樽など、通常の17年とは異なる方法で熟成されたモルト原酒を加えて、日本人好みに仕上げられています。

トリビュートリリースは、新たな試みとともにバランタイン17年の長い歴史に敬意を払ったものです。

冷却濾過をおこなわず、伝統的な香味を今に伝えています。

ラベルに古くから使われてきた通称・赤白紋章があしらわれているのは、そのことを表しているのでしょう。

バランタイン17年を定価よりさらに安く購入する方法

バランタイン17年は多くのWebショップで、定価よりも安く販売されていますが、さらに安いに越したことはありません。

ここからは、バランタイン17年をさらに安く購入する方法を見ていきましょう。

並行輸入品を購入する

楽天などのWebショップでは、並行輸入品をサントリーが輸入している正規品より2,000円ほど安く販売しています。

並行輸入品は海外でバランタイン17年として、通常販売されているものです。

両者の違いはサントリーを通しているか、日本向けのステッカーが貼られているかくらいです。

とはいえ、並行輸入品は正規輸入品と比べると、輸送中の温度管理やパッケージの状態が悪いという方もいるようです。

家庭で楽しむだけなら問題はないと思いますが、贈答品などの目的に並行輸入品の購入は、避けた方が無難かもしれません。

安売り情報を見逃さない

バランタイン17年は、しばしば大手酒販店やスーパーのセールにおいて、目玉商品として扱われます。

正規品にもかかわらず、並行輸入品と変わらない値段で販売されるケースもあるので、告知のチラシなどを見逃さないようにしましょう。

h3:2次流通品を購入する

2次流通品とはいったん誰かの手に渡ったもので、再び販売されているもののことです。

誰かが持て余したバランタイン17年をヤフオクやメルカリで購入すれば、現行のボトルを定価よりも大幅に安く入手できるでしょう。

【2次流通品購入時の注意点】

注意点はバランタイン17年で探すと、ビン詰めされた年代ごとに多くのボトルが存在しており混乱しかねないことです。

古いものの中には10万円を超えるボトルもありますが、ラベルなど現行品の特徴を把握しておくと、混乱することはありません。

また、ヤフオクやメルカリでは箱がなかったりラベルの状態が悪かったりと、未開栓ではあるものの、新品とはいえない状態のものも販売されています。

購入前は写真をよく見て、商品の状態をチェックしてください。

高額で売れるバランタイン17年

ここからは、古いボトルが出てきたなど、バランタイン17年を持てあましている方に、高額で売れるボトルの特徴や買取相場を紹介していきます。

ラベルに印刷された紋章などから、ボトルの製造年代や買取相場を推測してみましょう。

バランタイン17年の2次流通品を見つけようとして、ヤフオクやメルカリで混乱してしまった方にも役立つ内容です。

赤白紋章

販売時期備考買取相場
1938~1950年代ティンキャップ5万~10万円円程度
~60年代後半数万~5万円程度

赤一色で印刷されている紋章のことで、17年トリビュートリリースのラベルは、このころのものをイメージしています。

バランタインの紋章が、スコットランド紋章院長官から認可されたのは1938年のことでした。

そのころからラベルに使われるようになり、印刷の色を変えて現代に至っています。

赤白紋章のバランタイン17年は総じて高額ですが、1950年代まで流通していた、通称ティンキャップは特に高額です。

ブリキ製のキャップで栓の口が止められており、キャップ部の形状が現在のものと大きく異なります。

赤青旗

販売時期備考買取相場
1970年代前半1万円程度

青赤旗では紋章に描かれている向かい合う馬が、それぞれ赤と青の旗を持っています。

輸入ウイスキーが高額だったころに販売されていたもので、現行のものとの飲みくらべを楽しむ需要も高く、買取相場も高くなっています。

青青旗(前期)

販売時期備考買取相場
1970年代中盤~80年代前半印字が横数1,000円程度

紋章に描かれている向かい合う馬が、この章の最初にあるように同じ青色の旗を持っています。

1970年代中盤にビン詰めされたボトルは、キャップ周りのシールに白字で紋章が印刷されており「Ballantaine’s」の文字が、横書きで入ります。

このころのボトルは贈答品として使われていたことから数が多く、買取相場は現行のボトルと変わらないものです。

青青旗(中期)

販売時期備考買取相場
1980年代中盤~90年代前半印字が斜め数1,000円程度

1980年代中盤からも青青旗の紋章が使われていますが、キャップ周りのシールに書かれた「Ballantaine’s」の文字が、斜めになっていることで区別できます。

青青旗(後期)

販売時期備考買取相場
1990年代中盤~700ml数1,000円程度

1990年代中盤からのラベルデザインも、それまでと大きくは変わりません。

EUがウイスキーやブランデーの容量の規格を定めたことから、750mlから700mlになったのが大きな違いです。

現行のボトル

販売時期備考買取相場
2020年~700ml数1,000円程度

その後もラベルデザインには細かな変化がありましたが、2020年2月に現行のボトルにリニューアルされました。

紋章はラベル上部に小さめにあしらわれるようになり、旗の色は黒に変化するなど、全体的にモダンで洗練された印象です。

陶器ボトル

販売時期備考買取相場
1980年ごろ700ml数1,000円程度

そのほかでよく見かけるのは、1970年ごろに免税店で販売されていた、陶器ボトル入りのバランタイン17年で、海外旅行のお土産として日本に多く入ってきています。

全体が黒色で、金色の文字で紋章やロゴが描かれているのが特徴です。

バランタイン17年を少しでも高く売るコツ

お手元に古いバランタイン17年があり、これからも飲む予定がないという方は、弊社サケウルなどお酒買取専門店への相談をおすすめします。

その際に注意したいのは、少しのコツで買取価格が上がるかもしれないこと。

ぜひ、実践してください。

汚れ落としをおこなう

バランタイン17年に限らず古いお酒は、ボトルを固く絞った雑巾でふくなどのお手入れで査定価格がアップします。

とはいえ、過度なお手入れは、ラベルやキャップのフィルムなどを傷めてしまい、減額対象になりかねません。

買取価格を上げるのに汚れ落としは必要ですが、ほどほどにしておきましょう。

お酒買取専門店を利用する

よくあるリサイクルショップより、お酒買取専門店の方が査定額が高くなりがちです。

お酒の査定になれていないショップは知識が不足しているので、1950年代に製造された貴重なバランタイン17年も、単に古いボトルとして買取られてしまうかもしれません。

少しでも高い買取価格を目指すなら、お酒買取専門店に査定を依頼しましょう。

査定はまとめて依頼する

バランタイン17年1本だけより、たとえば12本まとめての方が査定額はアップします。

同じボトルが難しいなら、ほかのものを入れるなど、まとめて査定を依頼してください。

まとめ

バランタイン17年が定価よりも安く販売されているのは、供給が安定しているからであり、品質が低いからではありません。

長い歴史があるバランタイン17年は「ザ・スコッチ」とも称される銘酒、定価よりも安く楽しんでしまいましょう。

また、バランタイン17年の中には、高価買取が狙えるものもあります。

お家に古いバランタイン17年があるなら、お酒買取り専門店に査定を依頼してみましょう。

弊社サケウルでは、バランタイン17年を高価買取いたします。

貴重なオールドボトルはもちろん、現行のボトルも精一杯の金額で買取りますので、お気軽にお問い合わせください。

あなたのお酒ハウマッチ?

\ すぐに見積もり /