投稿日:2025.07.10

白州12年はサントリーによる相次ぐ値上げや、Webショップごとに異なる販売価格により、定価がわかりにくくなっています。

また、一時は驚くほどの販売価格だったことも、定価がわかりにくい理由です。

本稿では2025年時点での白州12年の定価や販売価格、これまでの変遷を紹介し、高騰した理由を解説しています。

あわせて、白州12年を持てあましている方向けに、現行のボトルやオールドボトル、特別版・限定版の買取相場も紹介しています。

サントリー白州12年の定価は1万5,000円(税別)

白州12年の定価(希望小売価格)は、2025年現在1万5,000円(税別)です。

1994年に発売された白州12年は、2018年に販売休止になりましたが、2021年に復活し数度の値上げを経て現在に至っています。

1994~2018年2021~2022年2022~2024年2024年~
6,000円8,500円1万円1万5,000円

1994年に登場したころは6,000円程度で購入できたはずなので、値上がりには驚かされますが、それ以上に驚くのは販売価格の推移です。

サントリー白州12年の販売価格の推移

白州12年が登場したころは定価で購入できましたが、次第に店頭から姿を消しはじめ、Webショップでは定価を上回って販売されるようになりました。

2013年ごろからは楽天などで1万円程度、販売休止前の2018年ごろには5万円程度で販売されるようになったのです。

販売再開後も白州12年の高値は続きましたが、2023年末より販売価格は下がり始め、2025年現在は2万1,000円程度で購入できるようになりました。

1994年~2013年ごろ2018~2023年ごろ2025年~
6,000円程度1万円程度5万円程度2万1,000円程度

白州12年を定価で入手する方法

2023年ごろのピークと比べると販売価格はずいぶん落ち着きましたが、白州12年は定価での購入が難しいボトルです。

とはいえ定価やそれに近い価格で購入する方法はゼロではありません。

2次流通品を狙う

ヤフオクやメルカリを利用すれば、白州12年を定価近くで購入するのは難しくありませんし、購入後数日で手にできるメリットもあります。

デメリットはいったん誰かの手に渡ったボトルであり、箱やラベルの状態が悪いものや箱がないものなども取引されていることです。

購入前には写真などで状態の確認が必要ですし、ものによっては贈答品には向かないかもしれません。

抽選販売を狙う

百貨店や大手スーパー、ディスカウントストアなどの抽選販売を利用すれば、白州12年を定価で購入できるかもしれません。

デメリットは当選発表までに時間がかかることや、必ず購入できるわけではないことです。

カード会員になる必要があったり、ホームページの情報に目を光らす必要があったりするのもデメリットといえるでしょう。

店頭で購入する

白州12年が陳列されており定価で購入したという声を、SNSでしばしば見かけるようになりました。

販売価格が大きく下がった2023年末ごろから、供給が安定し始めたのでしょう。

デメリットは偶然に頼らなければならず、欲しい時に購入できないことです。

ふるさと納税を利用する

山梨県はふるさと納税の返礼品として、白州12年とNV、クラフトジン・富士の神(ジン)2本の計4本セットを用意しています。

デメリットは寄付金額が30万円と高額なことと、NVやクラフトジンなども付いてきてしまうことしょうか。

サントリー白州12年が人気の理由

供給が安定して販売価格も落ち着いたとはいえ、白州12年の人気の高さは変わりません。

ここからは、白州12年が定価で購入できないほどの人気である理由を見ていきましょう。

モルトウイスキーが人気だから

原料の大麦麦芽由来の豊かな香味から、モルトウイスキーが世界的にな人気です。

あわせて、際立つ個性もモルトウイスキーの魅力で、蒸留所ごとに異なる香味が楽しめます。

サントリーのモルトウイスキーの銘柄、白州も、世界的なモルトウイスキー人気にあやかった形になっています。

ジャパニーズウイスキーが人気だから

サントリー白州や山崎だけでなく、ニッカ余市、宮城峡、イチローズモルトなど、ジャパニーズウイスキーが人気です。

共通するのはスコットランド直系の製法ながら日本独自に発展をとげて、飲みやすく仕上がっているところ。

ジャパニーズウイスキーの多くが熟成に用いる、ミズナラ樽独特の香味も人気の理由となっています。

白州12年が高く評価されているから

ISCやSWSCなど国際的なウイスキーコンクールの賞に輝くなど、白州12年は世界的な評価を得ています。

白州が発売された1994年ごろの人気はそれほどでもなかったのに、供給不足になり定価を上回る値段で販売されるようになったのは、国際的な評価を受けてのことでしょう。

高く売れると評判だから

あわせて、2018~2023年ごろまで、定価を大きく上回る販売価格だったのも、白州12年がいまだに入手しにくい理由です。

そのころは、白州を定価で購入したり家にある白州を見つけたりしただけで、数万円の臨時収入が得られました。

2025年現在、白州12年が入手困難なのは、高く売れたころを知っている方が多いからかもしれません。

高額で売れる白州12年

高額で売れることを期待して、白州12年の定価での購入を考えている方には申し訳ありませんが、現行のボトルの買取相場はそれほどでもありません。

理由は入手困難とはいえ、まったく購入できないわけではないから。

需要と供給のバランスが整いつつある結果、定価と販売価格の差も小さくなっています。

一方で、かつて販売されていた白州12年の中には、驚きの買取相場のものもあるのです。

白州12年(現行)

販売期間定価(税抜)買取相場
2021年〜1万5,000円1万円程度

2025年現在、レギュラーラインナップされている白州12年の定価が1万5,000円に対して、買取相場は1万円程度になっています。

販売価格と買取相場の差を不思議に思う方がいるかもしれませんが、両者はまったく別物だと考えてください。

前者は販売店が自由に付けられるのに対して、後者は流通相場を元にしており、自由に値段を付けるわけにはいかないのです。

とはいえ、買取相場は変動しますし、12本などまとめてだと通常よりも高く買取できるものです。

お手持ちの白州12年の最新の買取相場は、弊社サケウルまでお気軽におたずねください。

白州12年オールドボトル

販売期間定価(税抜)買取相場
1994年〜2002年6,000円数万円程度

現行の白州12年と比較して、オールドボトルはずいぶん高い買取相場になっています。

オールドボトルに定義はありませんが、一般にビン詰めから20年以上たつボトルのことで、白州12年ならごく初期に販売されていたもののことです。

次の3点が現行のボトルとオールドボトルの主な違いですが、すべてを満たしているものが特に高価買取が可能です。

  • PURE MALT表記
  • デジタル響
  • 750ml入り

この章のトップに掲載したオールドボトルの写真を参考に、それぞれを確認していきましょう。

【PURE MALT表記】

現行の白州12年のラベルにはSINGLE MALTと書かれていますが、1994年から2002年にビン詰されたオールドボトルにはPURE MALTと書かれています。

白州12年が発売された1994年ごろには、SINGLE MALTとPURE MALTに明確な区別がなかったことが理由です。

現在ではSINGLE MALTは一つの蒸留所で造られたモルト原酒で構成されているウイスキー、PURE MALTは複数の蒸留所で造られたモルト原酒から構成されているウイスキーを指すのが一般的です。

シングルモルトの代表はサントリー白州や山崎、ピュアモルトの代表はニッカ竹鶴といえるでしょう。

【デジタル響】

現行の白州12年のラベルにデジタル響はありませんが、2007年くらいまでにビン詰めされた白州12年のラベルにはデジタル響が描かれています。

デジタル響とは1990年から使われているサントリーのCIマークで、響の文字をデザイン化しており、ドットで構成されていることからの通称です。

1990年より前のサントリーの製品には、SSの文字が書かれた盾を挟んで2頭のライオンが向きあう、向獅子と呼ばれる社章が多く描かれています。

【750ml入り】

現行の白州12年は700ml入りですが、ごく初期にビン詰めされた白州12年は750ml入りです。

かつての日本のウイスキーの容量はスコッチウイスキーにならった760mや750ml、日本酒の四合ビンにならった720mlでしたが、EUが700mlを規格として定めたことから700ml入りが広がっていきました。

白州12年の発売時期は、700mlが一般的になりつつある時期と重なっています。

白州12年100周年記念

販売時期定価(税抜)買取相場
2023年1万円1万円程度

山崎蒸留所が1923年に創業してから、2023年に100周年となったことを記念して、特別な白州12年が登場しました。

特徴はラベルに白州蒸留所がデザインされているところですが、中身はレギュラーラインナップの白州12年と変わらないこともあり、買取価格も1万円程度となっています。

ほかには白州ではNVで、山崎では12年とNVで100周年記念ラベルが販売されたほか、響ではジャパニーズハーモニーの意匠ボトルや、スペシャルブレンドなどが販売されています。

スペシャルボトルコレクション

ここからはサントリースペシャルボトルコレクションの一環で発売された、白州12年の紹介です。

スペシャルボトルコレクションとは、有田や瀬戸、九谷の名匠のデザインによるボトルに詰められた、サントリーのウイスキーやブランデーのことです。

新年に楽しむことをイメージしており、干支や縁起の良い文字が用いられています。

1992年から2008年の間、46種類が発売されており、白州12年が用いられたのは内4点です。

【岩尾對山窯とは】

白州12年が入るボトルすべてを手掛けたのは、有田焼の名門・岩尾對山(たいざん)窯です。

古窯、大樽窯を400年にわたり受け継いでおり、皇居に飾られるような作品や、現代の生活にマッチした小物まで幅広く手掛けています。

サントリーとの関わりも深く、スペシャルボトルコレクション以外にも、さまざまな岩尾對山窯製のボトルが存在しています。

【取り扱いの注意】

スペシャルボトルコレクションの注意点はシリーズを通じて、未開栓を示すシール(封緘)がむき出しであることと、キャップの構造が弱いことです。

また、キャップの弱さから、大きくウイスキーが目減りしたボトルも見られます。

封緘やキャップにダメージがあるボトルや目減りしたボトルは、場合によっては空ビン扱いになってしまいます。

陶器製ボトルの保管や取り扱いには、通常のボトル以上に注意してください。

有田焼〈染付蛸唐草兎文瓶〉

販売時期定価(税抜)買取相場
1998年不明数万円程度

有田焼伝統の模様、蛸唐草(たこからくさ)の中央に、月と翌年の干支であるウサギが描かれたボトルです。

有田焼〈染付蛸唐草寅文筒型瓶〉

販売時期定価(税抜)買取相場
1997年不明5万円程度

蛸唐草模様で覆われた筒型のビンの中央に、翌年の干支・トラが配されています。

有田焼〈染付宝尽し「福」文柑子口瓶〉

販売時期定価(税抜)買取相場
1996年不明数万円程度

軍配や鍵、小槌など縁起がよいとされる柄をちりばめた伝統の図柄の中央に、福の文字があしらわれています。

柑子口(こうじぐち)とは、口の部分がミカン(柑子)のようにふくらんだ、独特の形状のことです。

有田焼〈赤絵蛸唐草「寿」文筒形瓶〉

販売時期定価(税抜)買取相場
1995年不明5万円程度

染付の紺色ではなく赤基調で蛸唐草が描かれており、中央に寿の文字が配されています。

まとめ

サントリー白州12年はかつて、定価を大きく上回る価格で取引されていましたが、近年はそれほどでもありません。

供給が落ち着いたおかげで定価の1万5,000円や、それに近い価格での購入も可能になり、買取相場も定価相応となっています。

一方で、高価買取が期待できるのは、白州12年のオールドボトルや特別版・限定版です。

中でも1990年代に販売されたスペシャルボトルコレクションは、高い買取相場となっています。

弊社サケウルでは、白州12年を高価買取いたします。

貴重な限定版・特別版はもちろん、現行のボトルも精一杯の買取金額でお応えするので、まずは無料査定をご利用ください。

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