投稿日:2025.06.16

画像出典:Amazon
近年、定価の値上がりが続いている「山崎18年」。
山崎シリーズにはNV、12年、18年、25年の全部で4種ありますが、世界的な品評会においては、同シリーズの中でも18年がもっとも多い受賞歴を誇ります。
今回はその山崎18年について解説していきます。
味わいや香りはもちろん、気になる市場価格や購入方法までご紹介いたしますので、ぜひ最後までご覧になってくださいね。
「山崎18年」とは?

まずは山崎18年の基本情報を確認していきましょう。
山崎18年は、サントリー株式会社が製造し販売する、シングルモルトウイスキー「山崎」の一種です。
| 山崎18年の基本情報 | |
|---|---|
| 定価 | 5万5,000円(税抜き) |
| 容量 | 700ml |
| 原材料 | モルト |
| アルコール度数 | 43% |
| 純アルコール量 | 【100mlあたり】34.4g 【30mlあたり】10.3g |
参照:サントリー|山崎18年商品ページ
※定価は2025年6月現在
奥行きがある味わいと、圧倒的な熟成感が魅力のボトルで、厳選されたシェリー樽にて最低18年以上熟成された原酒をブレンドしています。
冒頭でもお伝えしたように、山崎シリーズにはNV、12年、18年、25年の4種のラインナップがありますが、山崎18年は限定販売を除いて2番目に熟成年数の長いボトルです。
シェリー樽由来の杏やレーズンのような果実感に、ダークチョコレートのコク、ハチミツを思わせる濃厚な甘み、そして漂うスパイシーさと甘酸っぱく深い余韻が特徴的。
日本国内はもちろん、海外からも非常に高い評価を得ており、一度口に含むだけでその上質な味わいが広がっていき、価格が高いのもうなづける逸品となっています。
山崎18年の受賞歴
山崎18年は、世界的なコンペティションで数々の賞を獲得しています。
| 山崎18年 受賞歴一覧 | |
|---|---|
| 2009年 | SWSC 最優秀金賞 |
| 2010年 | SWSC 最優秀金賞 |
| 2011年 | SWSC 最優秀金賞 |
| 2012年 | SWSC 最優秀金賞ISC トロフィー |
| 2013年 | SWSC 最優秀金賞ISC 金賞 |
| 2014年 | ISC 金賞 |
| 2015年 | SWSC 最優秀金賞ベストアザーウイスキー賞 |
| 2018年 | ISC 金賞 |
| 2019年 | ISC ダブルゴールド |
| 2020年 | ISC 金賞 |
| 2021年 | ISC 金賞 |
| 2022年 | ISC 金賞 |
| 2023年 | ISC 金賞 |
| 2024年 | ISC 金賞 |
参考:サントリー|主なコンペティション受賞歴
※SWSC…サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティションの略。アメリカで創設された世界最大級の蒸留酒品評会。
※ISC…インターナショナル・スピリッツ・チャレンジの略。イギリスの酒類専門出版社「ドリンクス・インターナショナル」が主催する、世界的に権威のある酒類品評会。
ジャパニーズウイスキーの代表とも言える山崎シリーズの中でも、とくに受賞歴が多いのが山崎18年です。
山崎18年は、2009年、世界的な蒸留酒品評会であるSWSC(サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション)にて最優秀金賞受賞をきっかけに、その後も毎年のように栄誉ある賞を獲得し続けています。
このことからも、世界から認められた上質なボトルということがわかるのではないでしょうか。
山崎18年 現在の市場価格

基本情報を確認したら、次は山崎18年現在の市場価格について見ていきましょう。
以下は、過去2年〜現在までの価格推移です。
| 山崎18年(700ml)の価格推移 | |
|---|---|
| 2023年6月 | 11万4,194円 |
| 2023年8月 | 11万3,363円 |
| 2023年10月 | 10万6,689円 |
| 2023年12月 | 12万978円 |
| 2024年2月 | 13万3,832円 |
| 2024年4月 | 14万3,896円 |
| 2024年6月 | 14万729円 |
| 2024年8月 | 13万1,263円 |
| 2024年10月 | 10万7,895円 |
| 2024年12月 | 11万5,796円 |
| 2025年2月 | 11万3,079円 |
| 2025年4月 | 11万4,769円 |
| 2025年6月 | 11万6,689円 |
参考:価格ドットコム
※価格はすべて税込み
2022年に2万5,000円から3万2,000円へ、2024年からは現在の5万5,000円へと定価の値上がりが続いている山崎18年。
昨年12月頃から現在までは市場価格が安定している印象ですが、現状は定価の5万5,000円(税抜き)と比較すると約2倍のプレミア価格となっています。
山崎18年 旧ボトル、限定品の価格は?
山崎18年の旧ボトルの価格が知りたいという方もいらっしゃいますよね。
旧ボトルの中でも、
- 「PURE MALT」表記あり
- 「SINGLE MALT」の文字が金色、サントリーマークあり
のものは、ネットオークションでも30万円前後、ネット販売の酒店では40万円を超すような価格のものも見られました。
また海外限定の「山崎18年 LIMITED EDITION」や、生産数が限られた「山崎18年 ミズナラ 2017 EDITION」といったボトルは、20万〜150万円を超える価格での取り引きも目立っています。
どのボトルも現在は販売されていないため、これだけの価格高騰につながったと考えられます。
山崎18年はなぜ価格高騰しているのか?

度重なる値上げと市場価格の高騰が続く山崎18年ですが、どうしてこれほどまで価格が高騰してしまっているのでしょうか?
山崎18年の価格高騰には、以下3つの理由が関係していると考えられます。
①ジャパニーズウイスキーの世界的評価の高まり
山崎18年の価格高騰の理由としてまず考えられるのは、ジャパニーズウイスキーの世界的な評価が高まったことでしょう。
2003年、日本で初めて山崎12年が「ISC(インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ)」で受賞したのをきっかけに、山崎18年を含む山崎シリーズは、
- SWSC(サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション)
- WWA(ワールド・ウイスキー・アワード)
といったウイスキー業界で権威あるコンペティションにて高い評価を得ていきます。
これらのコンペティションは世界的に注目されていることから、その後の販売本数にも大きく影響します。
近年、山崎シリーズを筆頭に、ジャパニーズウイスキーの人気は右肩上がりとなっており、2022年には輸出額が500億円を超えるまでになりました。
また、日本国内においても若者を中心としたハイボールブームや、ウイスキー製造を題目にした朝ドラ「マッサン」のヒットをきっかけにウイスキーへの関心が高まっていきます。
このように、世界はもちろん日本国内でも評価が高まったことから、山崎18年を含む山崎シリーズはプレミアが付くほどの人気銘柄となっていったのです。
②原酒不足により生産が追いついていない
2つ目の理由は、世界的に需要増加で原酒不足に陥り、需要に対して生産がまったく追いついていないことです。
ウイスキーは製造に長い時間が必要となるため、”人気が高まったから生産数を増やそう!”と思っても、そう簡単にはいきません。
山崎18年のように、最低18年以上熟成された原酒を使用する長期熟成ボトルなら、なおのことでしょう。
満を持して販売したとしても、その人気の高さからすぐに完売するか、あるいは入手困難となってしまうのが現状です。
現在、山崎シリーズをはじめジャパニーズウイスキーは軒並み原酒不足に悩まされています。
この原酒不足が解消されない限りは、今後も価格の高騰が予想されるでしょう。
③購入目的の多様化
3つ目の理由は、購入目的が多様化したことです。
近年、山崎18年をはじめ人気の高い銘柄に限りますが、ウイスキーを飲むためだけではなく、転売・投資といった目的で購入する方も少なくありません。
実際に、希少性が高い銘柄は市場価格に見合っていない高額での転売も見られますし、ウイスキーは賞味期限がないことから、今後の価格高騰を見越して投資目的でコレクションする方も大勢いらっしゃいます。
純粋に味わうことを目的としている方だけでなく、こうしたさまざまな目的で購入する方が増えたことが、価格高騰の大きな理由と言えるのではないでしょうか。
山崎18年を定価で購入するには?

現在、山崎18年は定価の約2倍の価格で取り引きされていますが、できれば定価で購入したいところですよね。
ここでは、山崎18年を定価購入する方法をご紹介いたします。
以下の方法なら確実に購入できるというわけではありませんが、購入をお考えの際はぜひ参考にしてみてください。
酒店や家電量販店など実店舗に行く
ここ数年はプレミア価格となっている山崎18年ですが、通常のラインナップに含まれるボトルではありますので、タイミングが良ければ定価での購入も可能です。
実際に、
- やまや
- ビックカメラ
などの酒店や家電量販店では、過去に定価販売されていたという情報もいくつか見られました。
現状品薄であることには変わりありませんが、たまたま行った先で出会うというケースもあるようなので、出先でお酒コーナーを見かけたらぜひ探してみてください。
抽選販売を利用する
大手酒店や百貨店、ネット販売などで不定期に行われる「抽選販売」もおすすめです。
なお、誰でも参加できるというわけではなく、抽選販売への参加には会員登録が必要となります。
開催日は未定なものの、運が良ければ定価で購入できるかもしれません。
ただし、山崎18年は人気のボトルなため、倍率も当然高くなります。
また、参加したからといって必ず当たるわけではありませんので、日頃から情報収集しつつ気長に挑戦できる方におすすめの方法でしょう。
ウイスキーくじや福袋を購入する
山崎18年は「ウイスキーくじ」や「ウイスキー福袋」の景品として扱われている場合もあります。
酒店、Amazon、楽天市場といったネット販売で定期的に開催され、一定の価格を支払うだけで利用できます。
販売価格はショップによって異なりますが、当たれば定価よりもずっと安く山崎18年が手に入るかもしれません。
ただしこのような催し物の場合、当たりは1本のみというケースが大半なため、狙って当てる…というのはなかなか難しいでしょう。
あくまでも運試しですので、イベントとして楽しめる方であればぜひ挑戦してみてくださいね。
山崎18年を購入する際は偽物に注意!

現在、山崎シリーズは国内外から注目されており、あまりの人気ぶりに偽物が出回っている状態となっています。
とくに山崎12年の偽物が多いという情報もありますが、山崎18年においても注意が必要です。
ラベルや外箱を真似るだけでなく、中には山崎18年の空き瓶に違う種類のウイスキーを入れ、封をし直すという大変悪質な事例も見受けられます。
実際にフリマやネットオークションサイトを調査してみますと、空き瓶や箱のみの販売でも多数売れていることから、これらを利用して行われている可能性も高いでしょう。
- ラベルが質感や印刷
- キャップの形状
- フィルムの切れ込み、エンボス加工
- ホログラムシールの有無
など、偽物と本物を見分けるためのポイントはいくつかあります。
しかし、近年は加工技術が進歩していることから、上記の特徴にも対応している業者が今後現れるかもしれません。
入手経路や出品者の情報がわかりにくいフリマサイト、ネットオークション、転売サイト、市場価格に見合っていない低価格での販売にはくれぐれも注意してください。
今後このような被害に遭わないためにも、信頼のおける正規店及び販売店などから購入するようにしましょう。
偽物ウイスキーの見分け方について解説した記事もありますので、詳しくはそちらをご参照ください。
まとめ

今回は、山崎18年について解説いたしました。
厳選されたシェリー樽を使用し、18年以上熟成した原酒をブレンドした山崎18年。
熟成された奥行きのある味わいが魅力のボトルで、シェリー樽熟成によるドライフルーツのようなフルーティーさに、ダークチョコレートを思わせる香り。
そしてハチミツの豊かな甘み、ほど良いスパイシーさや甘酸っぱさが魅力です。
定番のラインナップではありますが、18年という長期熟成ボトルということもあり、現在はプレミア価格での取り引きとなっています。
店頭ではなかなか出会えない貴重なボトルですので、もしも偶然出会う機会がありましたら、ぜひ手に取ってみてください。
弊社「サケウル」では、山崎18年をはじめとした山崎シリーズを高価買取しています。
ウイスキー以外にもブランデー、ワイン、焼酎や日本酒といった酒類各種に対応しております。
査定や本物かどうかの見極めのみのご利用も歓迎しておりますので、ご自宅に眠ったままのお酒がございましたら、ぜひ一度サケウルにご相談くださいませ。



