投稿日:2025.05.22

響ブレンダーズチョイスの定価は2025年5月現在、1万2,000円ですが、ネット通販ではそれを上回る価格で販売されています。

本稿では響ブレンダーズチョイスを定価で入手する方法や、比較的手ごろな価格である理由を見ていきましょう。

あわせて、響ブレンダーズチョイスの歴史をさかのぼり、製造年代の見分け方や特別版・限定版についても解説。

ブレンダーズチョイスとあわせて、響(NV)や響17年などの買取価格も掲載しています。

響ブレンダーズチョイスの定価は1万2,000円

響17年の後継的存在、ブレンダーズチョイスの定価は1万2,000円(税別)です。

しかし、店頭にならぶことは少なく、定価で購入できる機会はそうありません。

まずは定価で購入できない理由や購入する方法、現在の定価になった経緯を見ていきましょう。

響ブレンダーズチョイスを定価で購入できない理由

響ブレンダーズチョイスを定価で購入できないのは、一般向けの商品ではないからです。

かつては、誰でも購入できましたが、現在では、ほぼ購入できなくなっています。

店頭で販売されるものではないから

そもそも、響ブレンダーズチョイスは飲食店向けの商品であり、一般のお客様は購入できなくなっています。

一般向けの響はジャパニーズハーモニーで、こちらは2015年に12年の後継として登場したもの。

ブレンダーズチョイスと比較するとジャパニーズハーモニーの方が、まだ購入できるチャンスはあります。

一般販売できる余裕がないから

かつての響ブレンダーズチョイスは、サントリーの公式通販サイトから誰でも購入できました。

しかし、いつからか公式通販サイトからは購入できなくなっています。

ジャパニーズウイスキーの人気の高まりで品薄になり、飲食店向けに十分な数量を確保できなくなったからでしょう。

ジャパニーズウイスキーの人気が落ち着いたら、公式通販サイトでの販売が復活するかもしれません。

響ブレンダーズチョイスを定価で入手する方法

響ブレンダーズチョイスがどうしても必要なら、楽天市場などで1万6,000円くらいで販売されているものを購入すべきでしょう。

とはいえ、響ブレンダーズチョイスを定価で購入できる方法がないわけではありません。

時間がかかるのが難点ですが、以下の方法を検討してください。

ネット販売で見つける

X(旧Twitter)の情報によると、やまやなど酒類量販店やイト―ヨーカードーなどスーパーのネットショップでは、しばしば響ブレンダーズチョイスが定価販売されているとか。

事前に告知されている様子はないので、こまめにネットショップをチェックしてください。

小売店の馴染みになりわけてもらう

また、Xにはたまたま立ち寄った酒店で、定価販売の響ブレンダーズチョイスを見つけたとの声も。

あまるほどではないとはいえ、定期的に入荷している様子です。

酒店を何度も利用して馴染みになれば、響ブレンダーズチョイスをわけてもらえるようになるかもしれません。

響ブレンダーズチョイスが現在の定価になった理由

響ブレンダーズチョイスの定価は、2022年に1万円から1万2,000円に引き上げられましたが、それ以降の定価改正はおこなわれず、現在の定価となっています。

2024年の価格改正をまぬがれたのは響ジャパニーズハーモニーも同じですが、低価格帯のボトルすべてが同じわけではありません。

山崎と白州のNVは2022年の値上げの後、2024年の価格改正で定価が4,500円から7,000円に大きく引き上げられています。

響ブレンダーズチョイスが定価の引き上げをまぬがれた理由として、次の2点が考えられます。

定価を妥当と考えたから

サントリーが響ブレンダーズチョイスの1万2,000円という定価を、妥当と考えたからでしょう。

実際に楽天市場などでの響ブレンダーズチョイスの販売価格は、1万2,000円の定価に対して1万6,000円前後で、両者の差はそれほどでもありません。

需要や品質などから定価が安すぎると判断されたなら、楽天市場などでの実売価格はもっと上がり、定価との差が大きくなるはずです。

原酒不足が深刻ではないから

ブレンダーズチョイスに限らず響はブレンデッドウイスキーであり、大量生産に向くグレーンウイスキーが多く含まれています。

一方で山崎や白州はモルトウイスキーだけで構成されており、現在、原酒不足が深刻ですし、モルトウイスキーはグレーンウイスキーほど大量生産に向いていません。

結果、山崎や白州はNVでさえ、2024年に大きく値上げされたのです。

もちろん、響などブレンデッドウイスキーにもモルト原酒は含まれてはいますが、すべてではないので、山崎や白州と異なり値上げをまぬがれたと考えられるでしょう。

響ブレンダーズチョイスの歴史

響ブレンダーズチョイスの歴史をたどると、1989年に発売された初代・響(NV)までさかのぼれます。

初代より続く外観の特徴は、日本を強くイメージさせる以下の3点です。

  • 力強い墨書のロゴ
  • 24面カットのボトル
  • ラベルは和紙を使用

墨書きのロゴを担当したのは、グラフィックデザイナーで書家の荻野丹雪氏、NHKドラマの題字やショップロゴなどで知られています。

響30年をのぞき、響シリーズには24面カットのボトルが用いられていますが、これは古来より伝わる季節区分・24節気に由来したものです。

ラベルの和紙は福井県特産・越前和紙で、初期の響シリーズには断裁されていないものが用いられました。

断面が均一ではなく、毛羽立っているのが特徴です。

響(NV):1989年~2001年

最初期の響には熟成年数の表記がないことから、NVと称されています。

750ml入のボトルは1991年ごろまで使われましたが、700ml入に変わったのは世界的な潮流にしたがったからでしょう。

EU(EC)は1991年に、ウイスキーの標準容量を700mlとする規制を設けています。

【金キャップ:1989年〜1994年】

響(NV)の外観上の特徴は、次の通りです。

  • ゴールドの栓
  • 裏面ラベルがゴールド
  • ボトルネックにヒモ

もっとも目立つのが、最初期の響(NV)の通称「金キャップ」の由来であるゴールドの栓で、1994年まで使われました。

最初期の響はボトルネックのテープや裏面のラベルもゴールドで、ネック部にはゴールドの装飾付きのヒモがあしらわれていました。

収められていた箱はグレーの布張りで、全体から強い高級感が漂っています。

【クリアキャップ:1994年〜現在】

1994年にキャップがガラス製へと変更された響(NV)は「クリアキャップ」と呼ばれるのが一般的です。

そのころに企画されたのが、裏面だけでなく表面のラベルもゴールドの響です。

主に進物用だったゴールドラベルの響は、750ml入が多いのが特徴となっています。

響17年:2001年〜2018年

1994年に21年、1997年に30年が登場したことにともない、2001年に響(NV)に熟成年数が表記されました。

以来、響17年が終売になる2018年まで、外観の細かな変更がおこなわれています。

  • 裏ゴールドラベルがなくなる:2002年
  • ヒモがなくなる:2003年

金キャップからクリアキャップへの変更に続いてゴールドの意匠が廃止され、外観が洗練されていきました。

【ラベルの変遷】

ウイスキーの顔である、ラベルも変更されています。

最も大きな変更は2001年の17年の表記ですが、それ以外の変更で製造年代をより細かく特定できるでしょう。

  • 向獅子マーク:1989年〜1990年
  • 響マーク:1990年~2010年
  • 「HIBIKI」ラベル:2010〜2018年

向獅子マークとは1990年まで使われていた、サントリーのトレードマークです。

明治時代から使われており、最初期の響のボトルにも見られます。

ラテン語の「命の水(SPIRITAS SANCTUS)」の頭文字、SSが描かれた盾を中心に、2頭のライオンが向かい合っているものです。

響マークとは向獅子マークにかわり、1990年から使われているトレードマークです。

「響」の文字をデザイン化したもので、小さな四角がいくつも組み合わされていますが、ウイスキーの銘柄・響との直接の関係はありません。

2010年にはラベルから響マークがなくなり、ローマ字表記の「HIBIKI」が大きくなりました。

海外のマーケットをにらんでのことかもしれません。

響ブレンダーズチョイス:2018年〜現在

響17年にかわってブレンダーズチョイスが登場したのは2018年です。

2015年のジャパニーズハーモニーに続き、2本目のNVがラインナップに加わり、現在に至ります。

響ブレンダーズチョイスの買取相場

響ブレンダーズチョイスの買取相場は、2025年5月現在1万円程度となっています。

手放すタイミング次第で定価を割ってしまう理由は、製造が続いているボトルであり、入手困難であっても不可能ではないからです。

楽天市場などを利用して1万6,000円くらい支払えば、入手できてしまうのが響ブレンダーズチョイスだからです。

レギュラーボトルの買取相場

一方で響17年など、現在は製造されていないレギュラーボトルの中には、高価買取が期待できるものも見られます。

銘柄ボトル名(通称)買取相場
響(NV)金キャップ2~3万円程度
響(NV)クリアキャップ1~2万円程度
響(NV)ゴールドラベル3~4万円程度
響17年旧ラベル3万円程度
響17年「HIBIKI」ラベル3万円程度
響ブレンダーズチョイス1万円程度

中でも目立つのが、響(NV)のゴールドラベルと響17年です。

ゴールドラベルの買取相場が高いのは、ただよう高級そうな雰囲気や、ジャパニーズウイスキーのコレクターが多い中国の方が、金色を好むことと無縁ではないでしょう。

響17年が高額で取引されるのは、熟成年数の明記により価値が伝わりやすいことと、製造された時期が2001年〜2018年と比較的新しいことが理由でしょう。

より貴重なはずの響(NV)の買取相場がそれほどでもないのは、1989年から製造されており、経年による品質の低下・劣化が心配されるからかもしれません。

特別版・限定版の買取相場

レギュラーで販売されていたボトルよりも高値での買取が期待できるのは、響17年の特別版・限定版のボトルです。

銘柄ボトル名買取相場
響17年意匠ボトル・白鷺30万円程度
響17年意匠ボトル・鳳凰50万円程度
響17年意匠ボトル・花鳥風月10万円程度
響17年意匠ボトル・武蔵野富士20万円程度
響17年50.5・ノンチルフィルタード15万円程度
響17年サントリーフーズ30周年4万円程度

響17年・意匠ボトル

意匠ボトルは海外からの旅行者などに向けて、免税店限定で販売されました。

ボトルの表面には白鷺や鳳凰など、日本的なデザインがほどこされており、国内でも高い人気となっています。

買取価格が定価を大きく上回る理由は、ボトルの美しさと7,000本くらいしか製造されていない希少性の高さです。

いずれも空ビンだけでも買取可能となっています。

響17年・50.5・ノンチルフィルタード

50.5・ノンチルフィルタードは、以下の3点で異色なボトルです。

定価は1万円弱だったので、響17年の中でも大きなプレミアがついたボトルといえます。

  • 響のボトルが用いられていない
  • アルコール度数が高い
  • 低温ろ過がおこなわれていない

50.5が収められているのは、山崎に用いられているような形状のクリアボトルです。

響おなじみの24面カットボトルは使われておらず、一目で見分けられます。

名称の50.5は高いアルコール度数に由来しています。

通常の響のアルコール度数は43%なので、50.5は加水されていないボトルです。

モルトやグレーンの原酒をブレンドして後熟ののち、そのままビン詰めされたのが50.5なのです。

ノンチルフィルタードとは、ビン詰め時に低温ろ過をおこなわないことです。

低温ろ過とはビン詰め前のウイスキーを0度前後に冷却し、溶けていた不純物を取り除く方法ですが、中には低温ろ過により本来の香味が損なわれると考える方もいます。

ノンチルフィルタードは、ウイスキー本来の香味を楽しみたい方に支持されています。

響17年・50.5・ノンチルフィルタードは、本来の響17年を楽しみたい方向けのボトルです。

サントリーフーズ30周年

サントリーのグループ企業で、主にソフトドリンクの製造・販売をおこなう、サントリーフーズの設立30周年を記念したものです。

特徴的な形状のボトルに「夢大きく」という当時の社長・佐治信忠氏の言葉が描かれており、関係者限定で配布されたもののよう。

ボトルネックには響17年が収められていることを示す、ブルーのテープが巻かれています。

まとめ

響ブレンダーズチョイスは、1989年発売の響(NV)や2001年発売の響17年がルーツの銘柄です。

いくつものバリエーションが販売されており、中には定価をはるかに上回る買取が期待できるボトルもあります。

ぜひ、お酒買取専門店「サケウル」に査定させてください。

あわせて、現行のブレンダーズチョイスの査定や買取も大歓迎、大量の在庫を手放したいという、業者様からのご依頼もお待ちしています。

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