
投稿日:2025.04.30
サントリー響を初めて購入する方は、種類の多さに戸惑うかもしれません。
この記事では1989年以来、レギュラーラインナップの変遷や、豊富な特別版・限定版の種類を解説しています。
特定のボトルが高値で取引されている理由もわかるでしょう。
あわせて、2025年時点での買取価格も掲載しているので、響のコレクションを手放そうと考えている方にもお役立ちの内容となっております。ぜひご一読ください!
サントリー響・レギュラーラインナップの種類(700ml)

| ボトル名 | 販売期間 | 定価(税別) | 買取価格 |
| 響17年 | 1989年~2018年 | 1万2000円(終売) | 数万円程度 |
| 響21年 | 1994年~ | 5万5000円 | 数万円程度 |
| 響30年 | 1997年~ | 36万円 | 35万円程度 |
| 響12年 | 2009年~2015年 | 6,000円(終売) | 数万円程度 |
| 響ジャパニーズ・ハーモニー | 2015年~ | 7,500円 | 数千円程度 |
| 響ブレンダーズ・チョイス | 2018年~ | 1万5000円 | 1万円程度 |
創業90年を記念して1989年にデビューした響は、サントリーのブレンデッドウイスキーの最高級銘柄です。
レギュラーラインナップに共通する、和紙のラベルや24節季に由来した形状のボトルは、日本を代表するウイスキーにふさわしいといえます。
響17年(終売)
最初のレギュラーボトル響17年は、ラベルに熟成年数のないNVとして登場しています。
- ゴールドのキャップ
- 750ml入り
- ゴールドの裏面ラベル
- 布貼りの化粧箱
これらの特徴を持つ最初期のボトルは貴重なものですが、のちの17年と比較しても買取価格は特別高いものではありません。
一方で若干の高い評価になるのが、表面にもゴールドのラベルが用いられた17年です。
贈答用として企画されたもので、ラベルは熟成年数あり・なしの2種類ですが、いずれもキャップはガラス製に変更されています。
響21年
レギュラーボトルよりも上質な響を求める声に応えて、1994年に登場しています。
21年以上熟成した原酒のブレンドによる味や香りは数々の賞に輝いており、2016年に開催の伊勢志摩サミットでは、各国の首脳たちを楽しませました。
特別版・限定版にもよく使われる銘酒です。
響30年
レギュラーラインナップの最高級品・響30年は、ほかのレギュラーラインナップとは異なる特別なボトル入りです。
サガミ製クリスタルガラスで、輝きや透明度に明らかな違いがあるのです。
これだけでも買取可能なので、査定時には同素材の栓も忘れずにお持ちください。
響12年(終売)
もっと手ごろな響として12年は2009年に登場し、4,000円台で購入できるコストパフォーマンスの高さで好評でした。
現在、数万円の買取価格となっているのはずいぶん高く感じますが、品質を考慮すると正当なものかもしれません。
響ジャパニーズ・ハーモニー
12年の終売にともない2015年に発売されたのが、響ジャパニーズ・ハーモニー(JH)です。
ノンヴィンテージのボトルが企画されたのは、ウイスキーブームによる原酒不足で、経年表記が難しくなったからです。
JHの位置づけは、家庭で楽しむスタンダードボトルというところでしょうか。
響ブレンダーズ・チョイス
響ブレンダーズ・チョイス(BC)は17年の終売にともない、2018年に発売されています。
BCは飲食店向けに企画されており、一般向けには販売されていないはずですが、しばしばネット通販で定価に近いものを見かけます。
比較的入手しやすいボトルといえるかもしれません。
【響ブロッサム・ハーモニー】
年に一度、抽選販売がおこなわれるシリーズです。
本来なら特別版・限定版にカテゴリーすべきかもしれませんが、2021年からの恒例なので、レギュラーラインナップに含めました。
花の香をイメージしてブレンドされており、特別にデザインされたボックスも魅力的です。
購入にはサントリー公式HPの特設ページから応募する必要がありますが、期間が限られています。
2026年以降の応募を考えている方は、公式メールマガジンの読者になるとよいでしょう。
【響ディープ・ハーモニー、メロウ・ハーモニー】
ディープ・ハーモニーとメロウ・ハーモニーは2013年に、限定品として発売されました。前者は飲食業向け、後者は一般向けという違いはありますが、ともに17年をベースに作られています。
両者とも現在は入手困難ということもあり、5万円程度の買取価格となっています。
サントリー響・特別版・限定版の種類

ブレンデッドウイスキーだから当然なのですが、サントリー響の特別版・限定版には、山崎シェリーウッドのような特別な樽で熟成したものはありません。
そのため、ウイスキー自体のバリエーションは乏しいのですが、それを補うように凝ったデザインのボトルが多数登場しており、響の特別版・限定版は華やかなものとなっています。
中に詰められているウイスキーは35年をのぞけば、レギュラーラインナップと同じですが、買取価格が上回るのはボトルの美しさと希少性によるものです。
サントリー響の特別版・限定版は、空ビンだけでも数万円、場合によっては10万円近くで買取可能です。
付属品をすべてそろえたうえで、お気軽に「サケウル」までお問い合わせください。
響35年の種類
| ボトル名 | 発売年 | 限定数 | 定価(税抜) | 買取価格 |
| 色絵薄墨草花文洋酒瓶 | 2002年 | 150本 | 100万円 | 100~300万円程度 |
| 耀彩瓶・碧陽 | 2007年 | 150本 | 100万円 | 100~500万円程度 |
| 濁手山つつじ文洋酒瓶 | 2012年 | 150本 | 100万円 | 100~300万円程度 |
| 有田焼スペシャルボトル | 2016年 | 150本 | 70万円 | 100~200万円程度 |
| 九谷焼スペシャルボトル | 2016年 | 150本 | 70万円 | 100~200万円程度 |
サントリー響の最高峰・35年が発売されたのは、2025年時点では5回しかありません。
響35年を構成するのは、1961年から1971年にかけて山崎蒸留所で造られ、35年以上の熟成を経たモルト原酒と、同じく35年以上熟成されたグレーンウイスキーです。
それぞれのボトルは著名な陶芸作家によるもので、それだけでも価値あるものとなっており、この記事のトップにあるのが2002年、2007年、2012年のもの、この章のトップにあるのが2016年のものです。
今までに製造されたのは各150本のみ、世界中にたった750本しか存在しない貴重なウイスキーですが、悩ましいのが買取価格の幅広さです。
市場に出回ることがまれで売買数が乏しいため、上下に大きくぶれています。
タイミング次第では定価の数倍になりますが、それほど差のない結果にもなるのが、響35年です。
【色絵薄墨草花文洋酒瓶】
2002年に発売された響35年は、有田焼の人間国宝・13代今右衛門がデザインした、ひょうたん型のボトルに収められていました。
13代今右衛門は有田焼・色鍋島の名人として知られており、その技法がふんだんに楽しめるものとなっています。
【耀彩瓶・碧陽】
2007年発売の響35年には、九谷焼の人間国宝・3代徳田八十吉がデザインした、独特の色彩のボトルが用意されました。
用いられているのは、3代徳田八十吉が開発した技法・耀彩(ようさい)で、美しいグラデーションに見おぼえがある方も多いでしょう。
【濁手山つつじ文洋酒瓶】
有田焼の人間国宝・14代酒井田柿右衛門がデザインした乳白色の素地を持つボトルは、2012年に発売された響35年のためのものです。
濁手と呼ばれる美しい素地の復刻や、模様・山つつじの考案は14代によるもので、山つつじは柿右衛門窯を代表する柄のひとつです。
【有田焼・九谷焼スペシャルボトル】
ボトルの正式な名称は初期有田・染付牡丹蝶図筒形瓶と古九谷写し・色絵牡丹蝶図筒形瓶で、岩尾對山窯と九谷銀泉窯の名匠が手掛けています。
どちらにも牡丹と蝶が描かれていますが趣が大きく異なり、それぞれの伝統に思いをはせられるものです。
サントリー響・スペシャルボトルコレクションの種類
| ボトル名 | 発売年 | 買取価格 |
| 有田焼・色絵松鶴梅鶉文八角瓶 | 2001年 | 10万円程度 |
| 九谷焼・古九谷風駿馬文瓶 | 2001年 | 20万円程度 |
| 有田焼・色絵柴垣桜文面取瓢型瓶 | 2002年 | 10万円程度 |
| 九谷焼・古九谷風花鳥図 | 2002年 | 20万円程度 |
| 有田焼・色絵鶺鴒文丸瓶 | 2003年 | 15万円程度 |
| 九谷焼・吉田屋風春秋図 | 2003年 | 20万円程度 |
| 有田焼・色絵花鳥文茶筅形瓶 | 2004年 | 20万円程度 |
| 九谷焼・古九谷風松竹梅文瓢形瓶 | 2004年 | 15万円程度 |
| 有田焼・色絵花鳥文瓶 | 2005年 | 20万円程度 |
| 九谷焼・色絵霞鶴文下蕪形瓶 | 2005年 | 20万円程度 |
| 有田焼・色絵梅流水文瓶 | 2006年 | 15万円程度 |
| 九谷焼・吉田屋風枇杷文瓶 | 2006年 | 20万円程度 |
| 有田焼・色絵牡丹文瓢箪形瓶 | 2007年 | 10万円程度 |
| 九谷焼・吉田屋風山水図六角瓶 | 2007年 | 15万円程度 |
| 有田焼・色絵椿柴垣文筒形瓶 | 2008年 | 20万円程度 |
| 九谷焼・吉田屋風松竹梅文四角瓶 | 2008年 | 20万円程度 |
サントリーボトルコレクション響21年など、発売年により名称は変わりますが、ここではすべてをスペシャルボトルコレクションとしてあつかっています。
これらのボトルはすべて600ml入りで、定価は3万円だったとか。
2024年に響21年が大きく値上げされたことにより、買取価格もつられて上昇しています。
毎年、有田焼と九谷焼のふたつが販売されていましたが、空きボトルだけでも、数万円程度の買取が期待できるでしょう。
響・意匠ボトルの種類
特別なデザインを凝らした意匠ボトルは、海外からの観光客向けに免税店で販売されました。
屏風絵や蒔絵などをヒントにした日本的なモチーフを、特殊な印刷技術で散りばめており、海外だけでなく国内でも高い人気になっています。
意匠ボトルは現在までに、JHやMS、17年、21年、30年で造られていますが、中でも貴重なのは2021年に25万円で販売された30年でしょうか。
白鷺 、鳳凰 、四季花鳥、花鳥風月、武蔵野富士のシリーズがあり、空きボトルだけでも数万円で買取可能です。
響・100周年記念の種類
2023年に山崎蒸留所の着工から100年を迎えたことを記念して、響・サントリーウイスキー100周年・アニバーサリーブレンドが登場しています。
抽選販売され定価は5万円でしたが、現在の買取価格が相応のものなのは、販売からそれほど時間がたっていないからでしょう。
あわせて、意匠ボトルでも100周年記念のものが販売されました。
ふんだんに用いられたゴールドと朱色の太鼓橋が印象的なデザインで、アニバーサリーブレンドと同等の買取価格となっています。
貴重なボトルの取り扱いの注意点

響の貴重なボトルの多くは陶器製で、ガラス製よりも強度が低くなっています。
取り扱いには慎重さが必要ですが、ほかにも注意したいポイントをあげていきましょう。
コルク栓のあつかいは要注意
響の栓に使われているコルクは経年劣化しやすい素材で、古いものは収縮したりもろくなったりします。
収縮したコルク栓から貴重なウイスキーが漏れないよう、必ず立てて保管してください。
あわせて中身が変質しないよう、直射日光が当たる場所や温度・湿度が高くなる場所での保管は避けましょう。
また、古くなった栓はもろくなっているため、ボトルを持つ際には栓に力が加わらないようにしてください。
ボトルの首ではなく、胴体部分を持つのがよいでしょう。
完品であることが重要
貴重なボトルほど付属品が多く、欠品すると査定額が低くなってしまいます。
響35年の場合、ボトル本体とボトルカバー、共箱、外箱、配送用段ボール箱、冊子、台座、共布すべてがそろって完品です。
お手入れはボトルのダメージに注意
査定前には査定額が低くならないようお手入れが必須ですが、その際にはボトルへのダメージに注意してください。
コルク栓とあわせて注意したいのが、栓の封に貼られている紙(封緘紙)やフィルムです。
破損しないよう慎重さが必要になります。
美しい響の特別版・限定版のボトルを、キャビネットに収納して楽しんでいる方は、特に注意してください。
まとめ

いくつものバリエーションがあるサントリー響ですが、多くはボトルの違いです。
特別にブレンドされたものは35年くらいで、それ以外は凝ったボトルに価値があるもの。
上の写真はサントリー響・スペシャルボトルコレクションのごく一部ですが、ほれぼれするような出来栄えです。
それだけに気を付けたいのがボトルのあつかいで、高価な焼物を扱うように気を使う必要があるでしょう。
あわせて響ならではの悩みはコルク栓、時間を経たものは特にダメージを受けやすいので、十分に気を付けてください。
限定版・特別版に限らず、響のコレクションを手放そうかと考えている方は、ぜひ「サケウル」にご相談ください。
まとめての査定は大歓迎なので、通常よりもがんばった価格をお約束します。



