
投稿日:2025.04.24
サントリー白州は購入が難しいとされていますが、それはレギュラーラインナップに限りません。
特別版・限定版を含めると、多数の種類が発売されており、購入の難しさではレギュラーラインナップを上回るボトルがいくつもあります。
この記事ではサントリー白州の特別版・限定版を含めた種類や、2025年時点での買取価格を紹介しています。
ウイスキーをコレクションしている方や、売却を考えている方に参考になるでしょう。
白州の種類とは

白州とは、サントリーが1973年に設立した山梨県・白州蒸留所で製造されるシングルモルト・ウイスキーの銘柄で、非常に多くの種類があります。
白州蒸留所では大麦麦芽を原料にしたモルトウイスキーを主に製造しており、さまざまな原酒が貯蔵されています。
それらを必要に応じて組み合わせ、いくつもの種類の白州として出荷しているのです。
レギュラーラインナップとは
レギュラーラインナップとは、製造期間や数量を区切らずに製造されているボトルです。
本来なら簡単に入手できるはずですが、ウイスキー人気の高まりで品薄が続いています。
特別版・限定版とは
特別版・限定版は、製造期間や数量を区切って製造されているボトルです。
特別なボトルに詰められているものやレギュラーラインナップとは異なる香りや味が楽しめるもの、販売チャネルがことなるものなどバリエーションに飛んでいます。
白州・レギュラーラインナップの種類

次の表は白州のレギュラーラインナップの定価や買取価格をまとめたものです。
レギュラーラインナップは限定版・特別版と異なり、あらかじめ期間を定めずに販売されているもので、ここでは終売になった10年も含めています。
なお買取価格は2025年のもので、相場は常に変動しています。
最新の買取価格は、弊社「サケウル」までおたずねください。
| ボトル名 | 販売期間 | 定価(税抜) | 買取価格 |
| 白州12年 | 1994年〜2018年、2021年〜 | 1万5,000円 | 1~数万円程度 |
| 白州10年 | 1996年〜2013年 | 3,200円 | 1~数万円程度 |
| 白州NV | 2012年~ | 7,000円 | 5千円程度 |
| 白州18年 | 2006年〜 | 5万5,000円 | 5万円程度 |
| 白州25年 | 2008年〜 | 36万円 | 30万円程度 |
白州12年
サントリーふたつ目の白州蒸留所から1994年に登場した、シングルモルトウイスキーです。
当時の定価は6,000円程度でしたがウイスキー人気を受けて、現在は1万5,000円まで上昇しています。
買取価格は製造時期で大きく変わり、古いものほど高くなる傾向です。
ラベルに「PURE MALT」表記があり750ml入りのものなら、数万円での買取が期待できます。
白州10年(終売品)
白州10年は12年の好評を受けて廉価版として登場しましたが、原酒不足により2013年に終売になっています。
3,000円程度だった終売時の定価にくらべて、買取価格がずいぶん高いのは、これから新たに製造される見込みがないからでしょう。
ラベルに「PURE MALT」表記がある製造時期が古いものは、数万円の買取価格が見込まれます。
白州NV
原酒不足により製造が難しくなった10年にかわるように、2012年に登場したのがNVです。
NVとはノンヴィンテージの略でNA(ノン・エイジ)とも呼ばれますが、これは正式な呼称ではありません。
NVやNAは、ほかのボトルと混乱しないよう、便宜上付けられたものです。
買取価格は5,000円程度なので、場合によっては定価を割り込むかもしれませんが、タイミングを見計らう、まとめて売却するなどで高値での買取を狙いましょう。
白州18年・25年
白州18年・25年はメーカーの大幅な値上げにともない、買取価格も上昇しています。
たとえば白州25年は、2024年に16万円から現在の36万円まで大幅に引き上げられましたが、買取価格も同じように上がっているのです。
登場当時に入手した方は状態とタイミング次第で、大きな利益が得られるかもしれません。
ウイスキー100周年記念ボトル
サントリーが大阪府・山崎で、国内初のモルトウイスキー蒸留所を建設し始めたのは、1923年のことでした。
それから100年がたった2023年は、白州蒸留所も50周年を迎える節目に当たることを記念して、限定デザインのラベルを持つ白州が発売されています。
2023年限定の製品ではありましたが、多くの限定版・特別版と異なりメーカーによる抽選ではなく、レギュラーボトル同様の販売方法が取られました。
【白州NV・1973・100周年記念ラベル】
レギュラーラインナップの白州NVに、100周年を記念するラベルをあしらったものです。
ラベルには南アルプス・甲斐駒ヶ岳の麓で、森に抱かれるように立地する白州蒸溜所が描かれており、さわやかとも称される白州NVの味わいをイメージさせるものとなっています。
買取価格は2025年では通常のNVと変わらないものですが、長期間の保管でプレミアがつくかもしれません。
【白州12年・100周年記念ラベル】
100周年を記念するラベルが用いられた、レギュラーラインナップの白州12年です。
イラストはNVと同じですが、12年にはベージュがかったラベルが用いられているのは、レギュラーラインナップと同様です。
白州12年・100周年記念ラベルの買取価格も、通常の12年と変わらないものとなっています。
限定版・特別版ボトルの種類

1994年の初登場以来、白州の限定版・特別版が数多く発売されてきました。
特別なボトルに収められたもの、特殊な樽で熟成されたものなど性格はさまざまですが、本数が限られている点で共通しており、2025年現在、いずれも高い買取相場になっています。
最新の買取価格や掲載されていないボトルの買取価格は、弊社「サケウル」までおたずねください。
スペシャルボトルコレクション
| ボトル名 | 発売年 | 買取価格 |
| 有田焼 赤絵蛸唐草「寿」文筒型瓶 | 1995年 | 5万円程度 |
| 有田焼 染付宝尽し「福」文柑子口瓶 | 1996年 | 5万円程度 |
| 12年・有田焼 染付蛸唐草寅文筒型瓶 | 1997年 | 10万円程度 |
| 12年・有田焼 染付蛸唐草兎文瓶 | 1998年 | 10万円程度 |
スペシャルボトルコレクションとは、有田焼や九谷焼の特別なボトルが用いられたシリーズで、白州12年が詰められたものは、1995年〜1998年に発売されています。
この企画は1992年から2008年まで続き、白州や山崎、響などウイスキーのほか、特別に造られたブランデーを収めたボトルも登場しています。
ほとんどの場合、空きボトルだけでも買取できるので、飲み終わった後も大切に保管してください。
白州ヴィンテージモルト
| ボトル名 | 買取価格 |
| 1981年 | 50万円程度 |
| 1982年 | 40万円程度 |
| 1985年 | 30万円程度 |
| 1987年 | 20万円程度 |
| 1988年 | 10万円程度 |
| 1990年 | 10万円程度 |
白州ヴィンテージモルトは2004年、山崎ヴィンテージモルトと同時発売されました。
白州7本、山崎10本から成る全17種類のシリーズで、蒸留所ごと、蒸留年ごとにボトル詰めされており、それぞれの個性を楽しめるようになっています。
買取価格は50〜10万円程度と非常に高い水準ですが、蒸留された年により差が大きいので注意が必要です。
ザ・カスク・オブ・白州
ザ・カスク・オブ・白州はバッティングや加水をおこなわず、樽そのものの魅力を楽しめるシリーズです。
2003年からたびたび発売されていますが、それぞれ数100本と製造本数が少ないことから、ボトルによって価格は高騰しています。
たとえば、1982・シェリーカスクはシリーズの最初に発売されたもののひとつですが、100万円近くの買取が狙えるかもしれません。
一方で、2008年発売のヘビリー・ピーテッドモルト・1993など、数万円の買取価格にしかならないものもありますが、両者の違いは熟成年数の長さです。
20年以上の長期熟成を経たザ・カスク・オブ白州なら、驚くほどの高値になるかもしれません。
特別な樽で熟成された白州の種類
特別な樽で熟成された原酒を組み合わせて造られた、白州のシリーズです。
上で見たザ・カスク・オブ・白州と似ていますが、ひとつの樽からの原酒ではなく、複数の樽からの原酒を用いている点で異なります。
たとえば白州シェリーカスクなら、白州蒸留所で造られてシェリー樽で熟成された何種類もの原酒を組み合わせて造られているのです。
【白州シェリーカスク】
スペインで造られるワインの一種、シェリー酒に用いた樽で熟成された原酒のみで構成されています。
シェリー樽を熟成に用いたウイスキーの人気は高いものですが、白州シェリーカスクの買取価格は10万円程度です。
【白州バーボンバレル】
バーボンの製造に使われた樽で熟成した原酒のみで構成されたボトルです。
バーボン樽熟成された独特の風味の評価は高く、現在の買取価格は3~5万円程度となっています。
【白州スパニッシュオーク】
シェリー樽の中でもスペイン産オーク材を用いたものだけで熟成させた原酒のみで構成されたボトルです。
数万円程度の買取価格になりますが、タイミングによって大きく上下するので注意してください。
【白州ヘビリーピーテッド】
ヘビリーピーテッドは通常の白州のイメージと異なる、強いピート香を持たせたシリーズで、現在の買取価格は3〜5万円程度です。
白州ストーリー・オブ・ザ・ディスティラリー
蒸留所の歴史を感じさせる味わいを目指したシリーズで、2024年に初登場しています。
同様のシリーズは山崎でも企画されており、数量限定・抽選で販売されました。
外観上の特徴は、化粧箱やラベルに蒸留所がデザインされているところで、白州には森に抱かれていることがよくわかる写真が使われています。
2025年版の購入希望者の募集は、3月と4月に公式HPの特設ページにておこなわれ、定価は1万5,000円でした。
特定のショップで販売されていた白州の種類
限定版・特別版のボトルの多くはメーカーの抽選で販売されますが、ここから紹介するのは免税店や蒸留所など、特定のショップで販売された白州の種類です。
白州免税店限定ボトルの種類
空港の免税店限定で販売されていた、特別な白州のボトルです。
白州の海外人気に応えたもののはずですが、国内にも相当数入ってきており、盛んに売買されています。
【白州ジャパニーズフォレスト・ビタースウィートエディション】
2023年に登場し、国内にある空港の免税店で販売されていたものです。
スパニッシュオーク樽で熟成した原酒のみで構成されており、筒状のケースに収められているのが特徴です。
定価は1万8.000円でしたが、2025年の買取価格はそれを上回るか微妙なところです。
【白州ピーテッドモルト・スパニッシュオーク】
2024年に登場し、シンガポール・チャンギ空港など一部の免税店で販売されていました。
ラベルのデザインは京友禅の老舗とコラボレーションしたもので、日本の工芸を強く意識させるものとなっており、数万円の買取価格が狙えるでしょう。
【白州18年・リミテッドエディション】
イギリスで開催されたコンテストで何度も金賞を獲得するなど、評価の高いボトルです。
日本の固有種であるヒノキが用いられたケースには、蒸留所が立地する森が描かれるなど、白州の由来を強く意識させるものとなっています。
買取価格は、レギュラーラインナップの18年を上回るものとなるでしょう。
白州蒸留所限定ボトルの種類
白州蒸留所にはショップが併設されており、見学者向けにウイスキーの販売がおこなわれています。
いずれも白州蒸留所でしか購入できない貴重なものですが、すべてが高値で取引されているわけではありません。
高値で取引されているものの代表は、白州蒸溜所秘蔵モルトで10万円程度、白州蒸溜所樽出原酒20年貯蔵で5万円程度の買取が期待できます。
一方で、ピュアモルト白州蒸溜所8年原酒ホッグスヘッド樽貯蔵など、数1,000円程度の買取となるものもあり、熟成年数が短いものはそれほどでもない印象です。
白州蒸留所限定ボトルの買取相場は、お気軽に「サケウル」までおたずねください。
ウイスキーショップW限定ボトルの種類
ウイスキーショップWとは2010年から2016年にわたってオープンしていた、サントリー直営アンテナショップです。
大阪市堂島・サントリー本社1階にあり、ここでしか入手できない限定ボトルが話題になりました。
ウイスキーショップW限定の白州もしばしば発売されており、主なものはオープンやアニバーサリーを記念した5種類のボトルです。
たとえば2ndアニバーサリー・2000や、3rdアニバーサリー1999は、10万円を超える買取価格になるでしょう。
とはいえ、これらのボトルは数が少なく、買取相場の動きが激しいのが特徴です。
買取の依頼にはタイミングの見極めが必要かもしれません。
まとめ

サントリー白州は、白州蒸留所で製造されるシングルモルトウイスキーの銘柄で、数多くの種類があります。
それらの中には高値で取引されているものもあります。
熟成年数が長いことや製造本数が少ないことが共通点ですが、記事では取り上げきれなかったものもあるでしょう。
白州のそのほかのボトルの買取価格については、弊社「サケウル」までお気軽にお問い合わせください。
より高値での買取は、まとめての依頼がおすすめです。
コレクターの方や業者様のご利用もお待ちしています。



