投稿日:2025.04.21

サントリー山崎が、店頭で定価販売されることはまずありません。

インターネットでの販売は時折見かけますが、かなり高いように感じられ、定価がどれくらいか、わからなくなってしまうこともあるかと思います。

この記事ではサントリー山崎の定価や、インターネットでの販売価格について解説しています。

あわせて定価での入手方法や、山崎のスタンダードボトルについて解説しており、入手や買取を考えている方に役立つ内容となっています。

サントリー山崎の定価(すべて700ml)

次の表は、2025年時点でのサントリー山崎のレギュラーラインナップや、2013年に終売になった10年の店頭に並んでいたころの定価です。

それぞれの紹介と、定価の移り変わりを見ていきましょう。

ボトル名定価(税抜)発売年終売年
山崎NV7,000円2012年
山崎10年(終売)4,000円(終売時)1994年2013年
山崎12年1万5,000円1984年
山崎18年5万5,000円1992年
山崎25年36万円1998年

山崎NV 定価:7,000円

山崎NVはラインナップの中で、最も手ごろなスタンダードボトルです。

2013年に終売になった10年の後継として登場しており、熟成年数がラベルにないことや、若い原酒を用いたことによる軽めの風味で話題となりました。

登場した頃の定価は3,000円程度で、併売されていた山崎10年とのバランスが取れていたものです。

その後、何度か値上げがおこなわれ、2021年には4,200円から4,500円になり、2023年に現在の定価に引き上げられました。

NVとはノンヴィンテージの略で、熟成年数の表記がないウイスキーのことです。NA(ノンエイジ)とも呼ばれますが、通称でありメーカーの呼称ではありません。

山崎10年(終売品) 定価:4,000円

山崎10年はNVが登場するまでのスタンダードボトルです。1994年に登場しており、手ごろな定価の山崎として人気になりました。

2013年に終売になったのは、山崎などジャパニーズウイスキーの人気により原酒が不足したからです。

ウイスキーのラベルなどにある熟成年数は、組み合わされる原酒で最も若いものの年数を表します。

しかし、10年間熟成した原酒が不足するようになり、製造を続けられなくなりました。

現在は製造されていない特別感から、山崎10年の販売価格は終売時の定価どころか、12年の定価や販売価格を上回っています。

山崎12年 定価:1万5,000円

山崎12年はラインナップの中で、最も古くからあるボトルです。

1984年の発売から現在まで販売が続けられ、ジャパニーズウイスキーの人気を牽引してきました。

山崎12年が発売されたころのモルトウイスキーは、ブレンデッドを作るための一要素のような位置づけでしたが、ヒットによりモルトウイスキーの個性が広く知られるようになりました。

サントリー白州やニッカ余市など続く銘柄の登場や、イチローズモルトなどクラフトウイスキーの人気も、サントリー山崎から始まったといっても過言ではないでしょう。

登場時から高級品として定価が設定されていましたが、2021年の価格改正で8,500円から1万円になり、2024年に現在の定価に引き上げられています。

山崎18年 定価:5万5,000円

山崎18年は12年の上位ボトルとして、1992年に登場しています。

山崎が人気になったきっかけは、12年が2003年に世界的な酒類のコンクール・ISCで金賞を獲得したことですが、18年は2012年にカテゴリー最高賞に輝いています。

山崎12年とともに、ジャパニーズウイスキーのブランド価値を高めてきた功労者です。

登場時は12年を上回る定価で話題でしたが、2021年の価格改正で3万2,000円になり、2024年に現在の定価になっています。

山崎25年 定価:36万円

山崎25年はレギュラーラインナップの最上位ボトルとして、1998年に登場しています。

25年以上の熟成した原酒を厳選して組み合わせたもので、年間1,200本しか製造できないとか。

国賓をもてなすのにも使われる、日本を代表する銘酒といえるでしょう。

山崎25年の定価は2021年に12万5,000円から16万円になり、2024年の価格改正で現在の定価に引き上げられています。

【さらに希少な特別版・限定版】

ところで、希少な山崎と聞いて55年をイメージする方もいるかもしれませんが、こちらはレギュラーラインナップの25年より、さらに希少な特別版・限定版です。

200本しか製造されず定価は300万円、2020年に香港でおこなわれたオークションでは8,500万円もの値段がつき、大きな話題になりました。

サントリー山崎の販売相場

ボトル名定価(税別)販売価格(価格ドットコム)
山崎NV(ノンヴィンテージ)7,000円1万2,000円〜
山崎10年4,000円(終売時)1万6,800円〜(楽天市場)
山崎12年1万5,000円2万2,000円〜
山崎18年5万5,000円9万9,000円〜
山崎25年36万円109万円〜

上の表は、サントリー山崎のレギュラーボトルと10年の現在の販売価格です。

販売価格は価格ドットコムでの2025年4月のもので、定価と比較すると、いかに高額で販売されているかがわかります。終売品である山崎10年のみ、楽天市場での最も低い価格を掲載しています。

酒店やWebショップで山崎を購入するケースで、定価や販売価格とどれくらい違うかの、判断材料にしてください。

定価と販売価格と買取価格の違い

定価はメーカー希望小売価格であり、販売価格はショップが決めている価格です。

定価はメーカーが決めますが、ショップは必ずしもこれを守る必要はありません。

ショップが考えた売れるであろう価格が販売価格であり、販売相場により決まります。

一方で、買取価格は買取相場で決まり、販売価格や定価との関係は薄いものです。

需要や商品の状態、付属品の有無、まとめての買取か否かなどを、総合的に考慮して決まるのが買取価格なのです。

サントリー山崎とスタンダードボトルの歴史

スタンダードボトルとは、ラインナップの中で最も価格が安いものを指します。

1984年の登場以来、サントリー山崎のスタンダードボトルは数度入れ替わり、現在はNVがスタンダードボトルです。

12年や10年の中でも、特に買取価格が高くなるボトルの特徴や、NVがスタンダードボトルになった背景も解説しています。

サントリー山崎12年登場(1984年)

サントリーのシングルモルトウイスキー、山崎が登場したのは1984年のことです。当時、山崎のラインナップは12年だけであり、最初のスタンダードボトルとなりました。

発売当初は熟成年数を表す表記はなく、ラベルに12年の文字が入るのはしばらくしてからです。

一見しただけでは、現行のNVや12年と違いがないようにも見えますが、オールドボトルの12年は現行のものより高値で取引されています。

【現行のNVや12とオールドボトルの違い】

  • 内容量が760mlや750ml(現行は700ml)
  • 「特級」表記(1989年以前のもの)
  • 「PURE MALT」表記(現行は「SINGLE MALT」)

これらが現行のNVや12年との主な違いですが、ほかにもサントリーのマークなど、細かな違いが見られます。

贈答品としての需要が中心だったので、ベルベット張りや桐箱など豪華なパッケージに収められているのも特徴です。

12年のオールドボトルは貴重なものなので、高価買取が期待できます。

サントリー山崎10年登場(1994年)

山崎12年の登場から10年がたち、手ごろなボトルへの需要が高まっていたのでしょう。

山崎10年は1994年に登場し、12年にかわってレギュラーボトルとなりました。

初登場のころは緑色のラベルで「PURE MALT」表記が用いられていましたが、2004年ごろに白色のラベルに変わり、2013年の終売まで使い続けられています。

白ラベルとくらべると古いこともあり、買取価格は緑の方が上ですが、いずれも現行の12年よりも高いものになるでしょう。

サントリー山崎NV登場(2012年)

現在のレギュラーボトルであるNVが、山崎10年に代わるように登場したのは2012年のことです。

熟成年数の表記があるボトルに慣れていたことで、NVの登場に多少の戸惑いはありましたが、山崎NVがレギュラーボトルになっても、シリーズの評判や人気は衰えることはありませんでした。

レギュラーラインナップを通じて、山崎はあいかわらず入手困難な状態が続いています。

【NVの評価を上げた台湾ウイスキー】

若い原酒を使用した山崎NVが受け入れられた裏側には、製造技術の進歩などサントリーの努力がありましたが、あわせてカバラン(KAVALAN)の存在も大きかったとされています。

カバランは2000年代に創業した台湾のウイスキーメーカーですが、面白いことに販売するボトルのすべてがNVです。

気候が温暖な台湾ではウイスキーの熟成スピードが速く、たった1年で出荷できるほどになるとか。

ところが、熟成年数を表記してしまうと、若いウイスキーはまずいという先入観から不当に低く評価されると考えたのかもしれません。

結果、カバランのNVのシリーズは世界的なコンテストで高く評価されました。

熟成年数の短いNVでも、十分に高品質なウイスキーを造れる証明にもなったのです。

山崎や白州のNVが受け入れられているのは、台湾のウイスキーメーカーのおかげかもしれません。

サントリー山崎を定価で購入する方法

サントリー山崎の定価と販売価格の大きな差から、購入に二の足を踏んでいる方も多いのではないでしょうか

ここからは、定価で購入する方法を紹介していきます。

メーカーの抽選販売を利用する

レギュラーラインナップではありませんが、サントリーはしばしば特別版・限定版の定価販売をおこなっています。

抽選で購入権を得られる方法で、サントリー山崎のHPにある特設ページから応募します。

近年では2025年の3月と4月に「ストーリー・オブ・ディスティラリー」の募集がおこなわれました。

サントリー山崎の特別版・限定版の定価販売に興味のある方は、ファンクラブ「山崎倶楽部」に加入しておくと、事前にお知らせがもらえます。

量販店の抽選販売を利用する

イオンなどのスーパーやウェルシア薬局などのドラッグストアでは、サントリー山崎のレギュラーラインナップを定価で購入できる機会を設けています。

たとえばウェルシア薬局で2024年におこなわれたのは「ウェルシアメンバー」を対象にしたもので、特設LINEアカウントから応募すると、抽選で購入権が得られるというものでした。

イオングループだけでなく、やまややカクヤスなどの酒類量販店でも同様の企画はおこなわれているので、HPなどをチェックしてみるとよいでしょう。

百貨店を利用する

抽選販売は京王ネットショッピングや高島屋オンラインなど、百貨店のECサイトでもおこなわれています。

京王カード会員が対象など応募条件は異なりますが、それほど厳しいものではありません。

また、百貨店の上得意様なら外商部を利用すると、比較的かんたんに購入できるとの情報もあります。

ふるさと納税を利用する

大阪府島本町では、ふるさと納税の返礼品にサントリー山崎の12年やNVを用意しています。

とはいえ、12年は7万円、NVは3万5,000円と納税額が高額なことや、すぐに品切れになってしまうことが難点かもしれません。

サントリー山崎を確実に購入する方法

抽選販売の利用でサントリー山崎を定価で購入できるとはいえ、申し込みから購入まで時間がかかりますし、何よりも当選しなければなりません。

なるべく早く確実に手に入れるなら、ネット通販を利用するかネットオークション、フリマアプリを利用するのもよいでしょう。

販売価格が適正かのチェックは「価格ドットコム」を、取引相手が信用できるかは掲示されている取引回数や評価を参考にしてください。

偽ECサイトにご注意を

インターネットショッピングを利用する際には、偽ECサイトに注意してください。主な特徴は次の通りです。

  • 商品が相場よりも安い
  • 怪しげな日本語が用いられている
  • 決済方法が少ししかない

これらの中で、最もわかりやすいのは「商品が相場より安い」でしょう。サントリー山崎が定価よりも安く販売されていたら、利用すべきではありません。

ずいぶん改善されたとはいえ、いまだにサントリー山崎は需要を満たせるほど、供給されていないからです。

サントリー山崎が送られてこない、偽物が送られてきたなどのトラブルにあわないよう「定価の30%オフ」など格安で販売しているサイトの利用は避けましょう。

まとめ

サントリー山崎の定価での購入は、依然として難しいものです。

量販店などの抽選販売を利用しなければ、ほぼ不可能。

苦労して手に入れたサントリー山崎は、格別の味わいでしょう。

とはいえ、ウイスキーが苦手な方などは、サントリー山崎を持て余しているかもしれません。

そんな場合におすすめは、買取店の利用です。

弊社「サケウル」はお酒専門の買取店で、名古屋で長くリサイクル業を営む「REPROZホールディングス」が運営しています。

サントリー山崎の買取には特に自信を持っており、査定の利用はもちろん無料です。お気軽にご利用ください。

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