投稿日:2025.06.23

ニッカウヰスキー余市NVの定価での購入は、Webショップを利用すれば、それほど難しくありません。

一方で定価での購入が難しいのは、余市蒸留所限定ボトルや終売になってしまったボトルです。

本稿では入手困難な余市のボトルの購入方法をあげて、それぞれの価格を比較検討しています。

余市を少しでも安く購入したい方は、ぜひ目を通してみてください。

ニッカウヰスキー余市の定価と販売価格

ボトル名販売期間定価(税込)販売価格
余市NV2015年~7,700円7,700円〜

ニッカウヰスキー余市NVの定価は7,700円ですが、同等の価格での販売は珍しくはありません。

店頭ではあまり見かけないとはいえ、楽天市場などのWebショップを利用すれば、ほぼ定価で入手できるでしょう。

余市NVは2025年現在、銘柄唯一のレギュラーラインナップです。

2015年にそれまで販売されていた、余市10年や12年、15年、20年に代わるように登場しています。

NVはノン・ヴィンテージを略したもので、熟成年数の表記がないボトルの総称であり、ラベルなどにNVの表記はありません。

ノン・エイジを略したNAも、NVと同じように使われる言葉です。

【蒸留所限定】余市の定価と販売価格

ボトル名容量定価(税込)販売価格
余市ピーティ&ソルティ500ml6,800円1万7,000円~
余市ウッディ&バニラ500ml6,800円1万7,000円~
余市シェリー&スイート500ml6,800円1万7,000円~

ニッカウヰスキー余市のバリエーションで、NAの次に入手しやすいのは、蒸留所限定で販売されている3種類のボトルです。

北海道・余市蒸留所のディスティラリーショップでの限定販売品であり、楽天市場ではかなりの価格ですが、ネットオークションなら8,000円くらいで入手できます。

ただし、楽天市場やネットオークションの利用では、180ml入りボトルの存在に注意が必要です。

安価で販売されているものを購入したらミニボトルだったということにならないよう、購入時には確認してください。

蒸留所限定の余市に共通するのは、55%という高いアルコール度数で、かつての蒸留所限定・原酒シリーズを思わせるものとなっています。

【余市ピーティ&ソルティ】

ニッカウヰスキーの創業者、竹鶴政孝が目指していたであろう、ピート香の強いオールド・スコットランドスタイルをイメージしたボトルです。

少し残念なのはピーティな香味の元であるモルトは輸入品であり、余市平野の泥炭を使用したものではないところです。

しかし、ニッカの創業時に思いをはせるのに十分なボトルといえます。

【余市ウッディ&バニラ】

アメリカンオーク樽で熟成した原酒をふんだんに用いることで、ウッディさを強調したボトルとなっています。

アメリカンオークはバーボンの熟成樽によく使われる樹種なので、バーボン特有とされるバニラ香を確かめながらだと、よりボトルを楽しめるでしょう。

【余市シェリー&スイート】

シェリー酒に用いた後の樽で熟成した原酒を用いた、フルーティな香味が特徴のボトルです。

マッカランなど多くのスコッチシングルモルトが、シェリー樽を熟成に用いています。

本場のシングルモルトとの飲みくらべも楽しそうです。

【蒸留所限定】そのほかの定価と販売価格

次の表は2025年現在、余市蒸留所限定で販売されているボトルの定価とWebショップでの販売価格です。

ボトル名容量定価(税込)販売価格
余市蒸留所限定ブレンデッドウイスキー500ml3,050円6,000円~
鶴・余市蒸留所限定品500ml1万3,200円2万6,000円~

【余市蒸留所限定ブレンデッドウイスキー】

シングルモルト余市の陰に隠れがちですが、余市蒸留所では伝統的なカフェ蒸留器を用いてグレーンウイスキーも製造しています。

余市蒸留所で造られたモルトとグレーンからなるであろうブレンデッドウイスキーは、お土産向きの手ごろな価格ですが、Webショップでの販売額はかなりのものです。

【鶴・余市蒸留所限定品】

ニッカウヰスキー鶴は、かつてレギュラーで販売されていたブレンデッドウイスキー最上位の銘柄です。

竹鶴政孝による最後のブレンドとされていましたが、2015年にレギュラーで販売されていた17年が終売になり、現在入手できるのは余市蒸留所限定品のNVのみとなっています。

Webショップでは、ディスティラリーショップのほぼ倍の価格での販売です。

【終売品】ニッカウヰスキー余市の定価と販売価格

ここからは余市NVが登場した2015年まで販売されていた、かつてのレギュラーボトルの定価と2025年現在の販売価格を見ていきましょう。

とはいえ、ほかのボトルはオープンプライスでの販売だったため、定価がわかるのは2022年に数量限定で販売されていた余市10年のみとなっています。

ボトル名販売期間定価(税込)販売価格
余市10年1996~2015年8,800円2万7,000円〜
余市12年1989~2015年–6万8,000円〜
余市15年1999~2015年–9万5,000円〜
余市20年1999~2015年–23万円〜

レギュラーラインナップの余市NAや蒸留所限定の余市とくらべて、これらの入手はさらに難しくなっています。

【2015年に多くのボトルが終売になったわけ】

ニッカウヰスキーが2015年に終売にしたのは、熟成年数が記された余市の一連のボトルだけではありません。

NAをのぞく竹鶴や宮城峡、ブレンデッドウイスキー最高峰の鶴、ザ・ブレンドなど、実に多くのボトルが姿を消しているのです。

理由として考えられるのは2014年に放送されたドラマ・マッサンによるニッカウヰスキーブームと、そのころより続くジャパニーズウイスキーブームです。

あわせて、ニッカウヰスキーが製造した原酒の少なさもささやかれています。

近年ではようやく増産に踏み切ったという噂もあるので、2030年ごろには多くのボトルが復活しているかもしれません。

余市10年

余市10年はかつてのレギュラーボトルで、比較的入手しやすいものです。

2015年の終売後、2022年に数量限定で販売されていたからで、そのボトルの販売価格はWebショップで2万7,000円程度となっています。

一方で終売時の定価とかけ離れているのが、旧ボトルと呼ばれる2015年の終売時の余市10年で、Webショップでは4万円以上の値段です。

ネットオークションを利用すれば、3万円程度で入手できるでしょう。

余市12年・15年・20年

余市12年、15年、20年の販売価格は、Webショップで6万8,000円程度、9万5,000円程度、23万円程度と非常に高価です。

オープンプライスだったため定価との比較はできませんが、数倍となっていることでしょう。

注意点は余市12年などにもボトル違いがあり、初期に販売されていたものは、高い値段で取引されているところです。

定価で購入できる可能性がある余市はNVのみ

ニッカウヰスキー余市のさまざまなバリエーションと定価、販売価格を見てきましたが、2025年現在、定価で購入できる可能性があるボトルはNVのみです。

ここからは、余市NVを定価で購入する方法を見ていきましょう。

Webショップで購入する

最も早いのは、楽天などWebショップでの購入です。

2025年現在、安価なところなら送料込み7,000円弱、高いところでも定価+送料で購入できてしまいます。

安価な余市は箱がなかったり、買取ったであろうボトルの再販品であったりするケースが多いので、よい状態のものが希望なら送料くらいは負担した方がよいかもしれません。

販売店での入荷を待つ

近所の酒販店やスーパーで、余市NVを定価で購入したという投稿をSNSで見かけるようになりました。

品薄により常時店頭に並んでいるわけではないとはいえ、タイミングさえ合えば、近所のショップで定価販売の余市と出会えるでしょう。

余市蒸留所まで出向く

余市蒸留所ではディスティラリーショップにおいて、余市NVの定価販売をおこなっています。

蒸留所限定販売のボトルも定価販売されているので、見学にいく方に購入を依頼するのもよいかもしれません。

ふるさと納税を利用する

ふるさと納税の返礼品として余市を用意しているのは、栃木県さくら市です。

2万9,000円の寄付で余市NVがもらえるほか、3万2,000円で宮城峡NVがもらえるなどニッカウヰスキーのボトルを豊富にラインナップしています。

さくら市はニッカウヰスキーの栃木工場があり、グレーンウイスキーの熟成やブレンデッドウイスキーの後熟がおこなわれています。

定価販売されていない余市の購入方法

2025年現在、NV以外のニッカウヰスキー余市は、蒸留所限定品か終売品ばかりであり、特に終売品は定価で購入する方法はありません。

ここからは、定価での購入が難しい余市の入手方法を4つあげ、それぞれのメリットとデメリットを解説します。

余市蒸留所まで出向く

【メリット】

予約なしでも利用できる

【デメリット】

立地とアクセスが今ひとつ

余市蒸留所の製造過程を見学するには事前予約が必要ですが、ディスティラリーショップの利用に予約は必要ありません。

蒸留所限定ボトルや余市NVを入手するためだけに訪れられるほか、上で見た以外の蒸留所限定ボトルに出会える可能性もあります。

とはいえ北海道にあり、JRの利用で札幌から1時間半ほどかかる余市蒸留所は、誰でも気軽に利用できるものではありません。

余市蒸留所はJR北海道函館本線・余市駅から徒歩3分の立地です。

Webショップを利用する

【メリット】

モールなら信頼できるショップが多い

【デメリット】

割高なショップもある

楽天などショッピングモールに出店しているショップには、ある程度信頼が置けます。

モールのほとんどに出店審査があることや、規約違反にはペナルティが課されることが理由です。

楽天なら自作自演のレビューや納品書の入れ忘れなどが規約違反に当たり、繰り返したショップは出店を続けられなくなる仕組みです。

割高なショップとは、たとえば価格ドットコムに掲載しているところです。

価格ドットコムにおける最安値は、加盟している中での最安値に過ぎません。

相場を知るのに便利なサイトですが、価格ドットコムは最安値を知るためのサイトではないことに注意してください。

フリマアプリを利用する

【メリット】

Webショップより安い出品も

【デメリット】

個人の出品が多い

メルカリなどフリマアプリなら価格ドットコムでの最安値より、さらに安い価格での販売が見つかります。

定価販売されていない余市を少しでも安く購入するなら、フリマアプリを利用するのもよい方法です。

とはいえ、フリマアプリには個人での出品が多く、中には無責任な出品者も見つかります。

トラブルへの対応がスムーズでないなど、利用がストレスになるかもしれません。

フリマアプリを利用する際には、必ず出品者の評価に目を通してください。

ネットオークションを利用する

【メリット】

Webショップより安い出品も

【デメリット】

出品者や余市の状態に不安がある

上でも少し紹介した通り、ヤフーなどオークションサイトを利用すれば、価格ドットコムでの最安値よりも、安い価格での余市の購入が可能です。

次の表は2025年現在の余市の販売価格と、ヤフーオークションでの落札相場の比較です。

ボトル名販売状態容量販売価格ヤフオク落札相場
余市NV販売中700ml7,700円~5,000円程度
余市ピーティ&ソルティ限定販売500ml1万7,000円~8,000円程度
余市ウッディ&バニラ限定販売500ml1万7,000円~8,000円程度
余市シェリー&スイート限定販売500ml1万7,000円~8,000円程度
余市蒸留所限定ブレンデッドウイスキー限定販売500ml6,000円~3,500円程度
鶴・余市蒸留所限定品限定販売500ml2万6,000円~1万5,000円程度
余市10年終売700ml2万7,000円〜2万2,000円程度
余市12年終売700ml6万8,000円〜3万円程度
余市15年終売700ml9万5,000円〜7万円程度
余市20年終売700ml23万円〜15万円程度

これらから、ヤフオクの利用でWebショップより安く購入できることがわかりますが、出品者への信頼はWebショップほどではありません。

ヤフオクへの出品に審査はありませんし、扱われている余市は再販品が多く、状態も新品ほどではありません。

ヤフオクの落札相場は送料とは別になっているのも、注意すべき点でしょう。

まとめ

現行のラインナップ、ニッカウヰスキー余市NVの定価での入手はそれほど難しくはありませんが、入手困難な余市は多数存在しています。

たとえば余市蒸留所だけで販売されているボトルは、それ以外では定価以上で、2015年に終売になったボトルは定価を大きく上回る価格で販売されているのです。

余市NV以外の入手困難なボトルをできるだけ定価に近い価格で購入するには、ヤフーなど、オークションサイトの活用がおすすめです。

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