投稿日:2025.06.23

竹鶴ピュアモルト

ニッカウヰスキーが製造・販売する「竹鶴17年」。
複数の蒸留所から選び抜かれたモルト原酒をブレンドし、生まれた奥深い味わいのピュアモルトウイスキーです。

2020年に終売した同ボトルは、現在いくらで取り引きされているのか気になっている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、竹鶴17年について詳しく解説していきます。

竹鶴17年の魅力、味わいはもちろん、現在までの市場の価格推移、購入方法に至るまで役立つ情報をまとめてご紹介いたします。ぜひ最後までご覧ください。

「竹鶴17年」とは?

竹鶴17年

画像出典:Amazon

価格について見ていく前に、まずは竹鶴17年の基本情報を確認していきましょう。

竹鶴17年は、ニッカウヰスキーが製造・販売するブレンデッドウイスキー「竹鶴」シリーズの一種です。
同シリーズはニッカウヰスキーの創業者である竹鶴政孝氏の名前から名付けられました。

ニッカウヰスキーの人気製品の中には「余市」や「宮城峡」「フロム・ザ・バレル」 、安価なものだと「ブラックニッカ」などがありますが、その数あるラインナップの中でも、竹鶴は売り上げ上位に入る人気銘柄です。

竹鶴シリーズの大きな特徴は、余市や宮城峡のようにシングルモルトではなく“ピュアモルト”としてリリースされている点。
単一の蒸留所から作られるシングルモルトと相反し、ピュアモルトである竹鶴シリーズは余市蒸留所・宮城峡蒸留所の厳選されたモルト原酒が使用されます。

ブレンデッドウイスキーのようにグレーン原酒を使用せず、”ピュアモルトでありながらもブレンデッドのように飲みやすいウイスキー”を追求し生み出されました。

モルトの奥深さや飲みごたえがありながらもブレンデッドウイスキーをしのぐ飲みやすさ…それが竹鶴シリーズの大きな魅力です。

竹鶴17年の基本情報
商品名竹鶴17年 ピュアモルト 
定価7,000円(税抜き)
容量700ml
原材料モルト
アルコール度数43%
純アルコール量30mlあたり:10.3g

参照:ニッカウヰスキー|竹鶴ピュアモルト製品ページ

竹鶴17年は、竹鶴シリーズの中でも、熟成期間17年以上のモルト原酒のみを使用し製造される特別なボトルです。
2000年に初めて世に出された同シリーズ「竹鶴12年」の上位モデルとして、2001年にリリースされました。

17年以上という長い期間を経て熟成されたその味わいはまろやかかつ奥深く、口当たりもなめらか。
ハチミツやバニラを思わせる豊潤で甘い香り、そこにウッディな余韻とバランスの良いスモーキーさが重なります。

2020年3月31日をもって同シリーズの12年、21年、25年とともに惜しくも終売となってしまったため、現在は非常に手に入りにくいボトルとなっています。

竹鶴17年の受賞歴

竹鶴17年は、これまでさまざまな賞を獲得しています。

竹鶴17年 受賞歴
2008年ISC GOLD受賞
2012年WWA World Best Blended Malt Whisky受賞※世界最高賞
2013年WWA Best Japanese Blended Malt Whisky受賞
2014年WWA World Best Blended Malt Whisky受賞
2015年WWA World Best Blended Malt Whisky受賞
2018年WWA World Best Blended Malt Whisky受賞
2019年ISC GOLD受賞

参考:ニッカウヰスキー|竹鶴ブランドページ 受賞歴
※ISC…インターナショナル・スピリッツ・チャレンジの略。酒類専門出版社「ドリンクス・インターナショナル」が主催する、世界的に権威のある酒類品評会。
※WWA…ワールド・ウイスキー・アワードの略。イギリスのウイスキー専門誌「ウイスキーマガジン」が主催する、世界的なウイスキーのコンテスト。

受賞歴としては他の銘柄に比べてそこまで多い印象ではないのですが、注目すべきは世界的なコンペティションWWAで、ブレンデッドウイスキー部門の世界最高賞である「World Best Blended Malt Whisky」を4回も受賞している点です。

バランスの取れた味わいと香りの良さから、愛好家からも非常に高く評価されている竹鶴17年ですが、プロから見てもその味わいは確かなものと言えるでしょう。

竹鶴17年 現在の市場価格

価格のイメージ

基本情報を確認したら、次は竹鶴17年の現在の市場価格について見ていきましょう。

2年前から現在(2025年6月)までの価格推移は以下のとおりです。

竹鶴17年(700ml)の価格推移
2023年6月4万6,260円
2023年8月4万2,250円
2023年10月4万2,026円
2023年12月4万4,500円
2024年2月5万5,980円
2024年4月5万4,500円
2024年6月5万2,626円
2024年8月5万1,993円
2024年10月4万7,295円
2024年12月4万7,670円
2025年2月5万8,585円
2025年4月5万2,173円
2025年6月5万8,585円

参考:価格ドットコム
※価格はすべて税込み

現在、定価7,000円(税抜き)からおよそ7倍ほどの価格で取り引きされている竹鶴17年。

近年のジャパニーズウイスキーブームや2020年をもって終売したことも相まって、現状定価での購入はまず難しいでしょう。

竹鶴17年 旧ボトル・限定品の価格

竹鶴17年は、2001年の販売開始から2020年の終売を迎えるまでにボトルやラベル変更などが行われています。

通常、現行品と旧ボトルの価格は大きく異なる銘柄が多いものの、竹鶴17年に関しては旧ボトルの市場価格もあまり差がない印象でした。
年代で価格が変わるというよりは、外箱やしおりといった付属品の有無、ラベルがきれいに残っているかなど、状態の良さで取り引きされる価格に変動があるようです。

なお、2012年に3,000本と数量限定でリリースされた「ニッカ竹鶴17年ピュアモルト ノンチルフィルタード」のみ、突出した価格高騰が見られました。
ノンチルフィルタードは瓶詰めの際に低温ろ過しないというもので、樽出しそのままの味わいが楽しめると大変人気のボトルです。
その希少性と完成された味わいから、現在10万〜15万程度の価格となっています。

竹鶴17年が価格高騰した理由は?

価格高騰のイメージ

現在、プレミア価格となっている竹鶴17年ですが、ここまで価格が高騰しているのにはいくつか理由があります。

2000年代から続くジャパニーズウイスキーブーム

2000年代初頭に山崎12年が日本で初めて世界的なコンペティションISCにて受賞したのをきっかけに、世界から注目を浴びるようになったジャパニーズウイスキー。

竹鶴17年も例に漏れず、数ある賞の中でも頂点となる最高賞を幾度となく受賞しています。
こうした輝かしい受賞歴によって、竹鶴シリーズはもちろん、ジャパニーズウイスキーの需要は増大していくこととなります。

しかし、問題は需要に対し供給が追いついていないことです。

竹鶴17年に限ったことではありませんが、ウイスキー業界においては、製造から販売まで長い期間を要するため、たとえ人気が出たとしてもなかなか簡単には生産数を増やせません。

このように世界的な需要の増加に供給が追いつかず希少性が高まったことが、価格高騰の大きな理由と言えるでしょう。

NHK朝の連続テレビ小説「マッサン」の放送

もともとウイスキー愛好家からは高い評価を得ていた竹鶴シリーズ。
同シリーズが幅広い層に知られるきっかけとなったのは、2014年に放送開始したNHK朝の連続テレビ小説「マッサン」です。

このドラマはニッカウヰスキー創業者である竹鶴政孝氏とその妻であるリタがモデルとなっており、物語が進むにつれて、世の中のウイスキーへの関心も高まっていきました。

このとき、すでに20〜30代の若者を中心にハイボールが流行っていたこともあり、国内のウイスキーブームはさらに盛り上がりを見せます。

こうして一部のウイスキーファンのみならず、これまでウイスキーを飲んだことのない消費者にも竹鶴シリーズが広まっていき、竹鶴17年に限らず各ボトルにプレミアが付くまでとなったのです。

2020年の終売で希少価値が高くなる

何度かお伝えしたように、すでに竹鶴17年は終売しており、現在正規販売はされていません。

そのため、現存するボトルは数が限られており、ネット販売やオークションなどでも希少性が高いボトルとして注目されている状態です。

近年はジャパニーズウイスキーブームの影響で原酒不足に陥り、竹鶴シリーズに限らず終売や休売するボトルが増えてきています。
今後も再販されない限りは価格の高騰は続いていくと言えるでしょう。

コレクション・投資対象としても人気がある

ウイスキーには基本的に賞味期限がないため、お気に入りの銘柄をコレクションし自宅で飾っているという方も多いのではないでしょうか。

中でも、すでに終売している竹鶴17年は希少性が高く、今後の価格高騰を見越して投資対象や転売品として購入するケースも増えています。

ただ単に飲んで楽しむだけでなく、こうしたさまざまな目的で購入されているため、さらに価格の高騰化が進んでいると考えられます。

竹鶴17年はどこで購入できる?

ショッピングのイメージ

すでに終売を迎えている竹鶴17年ですが、プレミア価格となっているものの現在も購入することは可能です。

ここでは、竹鶴17年を購入する方法をご紹介いたします。利用時の注意点もお伝えしますので、購入時の参考にしてください。

Amazonや楽天市場などネット販売を利用する

現在、竹鶴17年は、Amazonや楽天市場などの大手ECサイトであれば購入できます。
購入後、即時発送可能なショップも多くありますので、すぐに手に入れたいという場合には非常に便利でしょう。

ただし、ネット販売の利用にはいくつかデメリットもあります。

ネット販売する業者の中には悪質な業者が紛れていることもあり、偽物を購入してしまうという事例もいくつも報告されています。
また、各ショップで価格設定できるため、市場価格よりも大幅に高額となっている商品も少なくありません。

もしも利用する場合は、口コミや価格を調べ、信頼できるショップか確かめた上でご利用ください。

抽選販売を利用する

竹鶴17年は終売した希少なボトルなため、酒店や百貨店、スーパーなどの実店舗での取り扱いはほとんどない状況となっています。

しかし、実店舗でまったく販売していないというわけではありません。
2023年と少し前の情報となってしまいますが、高島屋で定価での抽選販売が行われたという情報もあります。
抽選販売は、事前の会員登録・申し込みをすればどなたでも購入可能です。

応募したからと言って必ず当選するとは限らない点と、抽選販売自体もいつ行われるかわからない点はデメリットと言えますが、運が良ければ定価で竹鶴17年が手に入る大きなチャンスです。

また、こうした実店舗での店頭販売、および抽選販売の場合は偽物を購入してしまうリスクもありません。
必ず手に入る確証はありませんが、なるべくお得に購入したい方や、安心して購入したい方にはおすすめの方法なのではないでしょうか。

竹鶴17年を試す方法

ウイスキーを飲む女性

竹鶴17年は現在6万円近いプレミア価格となっているため、なかなか手が出せない…という方も多いのではないでしょうか?

そのような方のために、以下に竹鶴17年を少量試す方法をご紹介いたします。

ウイスキーは、銘柄はもちろんボトルによっても味わいが大きく異なります。
好みの味わいか試してから購入したいという方にもおすすめの方法となりますので、ぜひ参考にしてくださいね。

竹鶴17年の取り扱いのある店舗を利用する

竹鶴17年を少量試すのにおすすめなのが、希少なウイスキーを取り扱うバーやレストラン、格式あるホテルなどを利用することです。

ボトルの購入となると躊躇する方でも、グラス一杯であれば比較的安価となっていますので、安心して注文できるのではないでしょうか。

もしも取り扱いのある店舗を利用する機会がありましたら、ぜひ一度お試しください。

宮城峡蒸留所に見学へ行く

竹鶴17年は、ニッカウヰスキーが保有する宮城峡蒸留所を見学した際にテイスティングできる場合もあります。

蒸留所見学後に有料となりますが、竹鶴17年をはじめとした希少なボトルを試せるため、ウイスキー好きな方にぜひおすすめしたい方法です。

なお、繁忙期には試飲できる時間や量を制限していたり、なくなり次第終了となってしまったりと希望通りとはいかない場合もありますので、その点を理解した上でご利用ください。

まとめ

氷とともにグラスに注がれたウイスキー

今回は、ニッカウヰスキー竹鶴17年について解説いたしました。

最低17年以上の長期熟成を経たモルト原酒を使用し、ハチミツ、バニラのような濃厚な香りと、ウッディでほのかにスモーキーな味わいが特徴。
口当たりも非常になめらかで、バランスの取れたボトルとして幅広い層に親しまれています。

ネット販売を利用すれば購入は可能ですが、2020年に終売となってしまった影響から、現在は5万〜6万円近いプレミア価格での販売が目立ちました。

記事の中では少量試す方法にも触れておりますので、購入は難しいけれどどんな味わいか気になるという場合にはぜひお試しくださいね。


弊社「サケウル」では、竹鶴17年をはじめ、酒類各種を買取しています。

希少なボトルはもちろん、NVのように比較的価格が落ち着いているボトルも歓迎しております。

「どれくらいの価値か知りたい」「偽物かどうか見て欲しい」といったご相談もお待ちしておりますので、お酒についてお困りごとがございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。

あなたのお酒ハウマッチ?

\ すぐに見積もり /