
投稿日:2025.04.30
サントリー山崎の魅力のひとつは種類の豊富さです。
店頭ではまず見かけないレギュラーラインナップに加えて、さらに入手困難な限定版・特別版が数多く存在しています。
この記事ではサントリー山崎の豊富な種類を紹介・解説し、2025年時点での買取価格を掲載しています。
サントリー山崎のコレクションを始めようとしている方や、売却を考えている方に役立つ内容となっておりますので、ぜひ最後までごらんください。。
山崎レギュラーラインナップの種類
2025年現在、サントリー山崎のレギュラーラインナップは、NV、12年、18年、25年の4つです。
いずれも簡単に入手はできませんが、買取価格が入手した価格を必ずしも上回るとはいえないので注意が必要です。
| ボトル名 | 販売期間 | 定価(税別) | 買取価格 |
| 山崎12年 | 1984年~ | 1万5,000円 | 1万~10万円程度 |
| 山崎10年 | 1994年~2013年 | 4,000円 | 数万円程度 |
| 山崎NV | 2012年~ | 7,000円 | 5,000円程度 |
| 山崎18年 | 1992年~ | 5万5,000円 | 5万円程度 |
| 山崎25年 | 1998年~ | 36万円 | 30万円程度 |
山崎12年
山崎12年はブレンデッドウイスキーが主流だった1984年に登場し、シングルモルトブームの先駆けとなりました。
買取価格の幅が広いのは、現行のボトルがそれほどでもない一方で、1980年代のボトルはとりわけ高い値段で取引されているからです。
- 12年の表記なし
- 760ml入り
- PURE MALT表記
- ベロアケース入り
これらの特徴のいずれかに当てはまる山崎12年は貴重なボトルの可能性が高いので、ぜひ弊社「サケウル」に査定を依頼してください。
山崎10年(終売)
山崎10年は、手ごろな山崎への期待に応えて1994年に登場しています。
2004年ごろまで流通していたグリーンラベルと、それ以降のホワイトラベルの2種類があり、グリーンラベルの方が買取価格が高くなっています。
現行の12年よりも熟成年数が短い10年の買取価格の方が高いのは、新たに製造される見込みがないからでしょう。
山崎10年が復活するニュースが流れると、買取価格が大きく下がるかもしれません。
山崎NV
山崎NVは10年と入れ替わるように登場しました。
10年以上の熟成を経た原酒の不足から、若い原酒を組み合わせる必要が生じ、熟成年数の表記をやめざるをえなかったのでしょう。
NVとはノンヴィンテージを表しており、熟成年数のないボトルの総称です。
ノンエイジ(NA)とも呼ばれますが、いずれも便宜的な物となっています。
経年表記がない1980年代製造の山崎12年も、しばしばNVと呼ばれますが、買取価格に大きな差があるので注意が必要です。
山崎18年・25年
いずれも長期熟成された原酒が用いられた高額なボトルですが、現在も製造されていることから、定価と比較すると買取価格はそれほどでもありません。
とはいえ、定価自体の値上げが激しいのが山崎18年と25年です。
価格改正前は18年が3万2000円、25年が16万円でしたが、2024年に一気に現在の定価まで引き上げられました。
2024年以前に購入したボトルをお持ちの方は、当時の定価を上回っている今が手放すチャンスかもしれません。
山崎の限定版・特別版の種類
サントリー山崎の限定版・特別版は、数多くの種類が販売されています。
ここでは、可能な限りジャンルごとにわけて紹介していますが、たとえばオーナーズカスク・山崎蒸留所だけでも相当数あり、すべては追い切れていません。
掲載されていない種類の買取価格については、弊社「サケウル」までお気軽にお問い合わせください。
特別なボトルに収められた山崎の種類
| ボトル名 | 発売年 | 買取価格 |
| 有田焼・染付牡丹唐草亥絵 | 1994年 | 10万円程度 |
| 有田焼・染付蛸唐草「福」文角瓶 | 1995年 | 数万円程度 |
| 有田焼・赤絵蛸唐草「寿」文柑子口瓶 | 1996年 | 数万円程度 |
| 有田焼・黄瀬戸竹文徳利瓶 | 1996年 | 5万円程度 |
| 有田焼・染付竹寅文皿型瓶 | 1997年 | 10万円程度 |
| 有田焼・黄瀬戸寅文俵瓶 | 1997年 | 数万円程度 |
| 有田焼・染付兎文変形瓶 | 1998年 | 5万円程度 |
| 有田焼・黄瀬戸卯文方形瓶 | 1998年 | 5万円程度 |
特別なボトルに収められた山崎12年を、サントリーはスペシャルボトルコレクションとして1994年から1997年にかけて販売していました。
スペシャルボトルコレクション自体は1992年から2008年まで販売されており、山崎12年以外には白州や響、特製ウイスキー・ブランデーがラインナップされていました。
買取価格は同じころに製造された山崎12年を上回っており、空きボトルだけでも買取可能です。
特別な樽で熟成させた山崎の種類
| ボトル名 | 発売期間 | 買取価格 |
| 山崎シェリーウッド | 1997年~2003年 | 数10万~50万円程度 |
| 山崎シェリーカスク | 2009年~2013年、2016年 | 10数万~数10万円程度 |
| 山崎パンチョン | 2009年、2011年~2014年 | 数万円程度 |
| 山崎バーボンバレル | 2010年~2013年 | 数万~5万円程度 |
| 山崎ミズナラ | 2010年~2014年 | 10数万~20万円程度 |
特別な樽で熟成させた山崎蒸留所のモルト原酒を、組み合わせて造られたシリーズです。
特別な樽と聞くとオーナーズカスク・山崎蒸留所をイメージするかもしれませんが、ひとつの樽の原酒のみで構成されているか、複数の原酒をバッティングしているかで大きく異なります。
【山崎シェリーウッド】
山崎シェリーウッドは、シェリー酒樽で15年熟成させた山崎です。
1982年から1986年に蒸留されたものが、1997年~2003年に販売されました。
50万円程度で買取できますが、タイミングによっては数10万円くらいになってしまうかもしれない、相場が大きく変動するボトルです。
【山崎シェリーカスク】
山崎シェリーカスクは、シェリーウッドの後を受けて発売されました。
今まで6回販売されており、それぞれ1,500本程度しか製造されてない希少なボトルですが、中でも2013年の人気が高くなっています。
買取価格がシェリーウッドほどではないのは、熟成年数が10年程度と短いからでしょう。
【山崎パンチョン】
長期熟成に向くとされる特徴的な形のパンチョン樽は、北米産のホワイトオークで造られています。
数〜5万円程度と買取価格が低めなのは、追加生産がおこなわれたからかもしれません。
【山崎バーボンバレル】
北米産ホワイトオークで造られた、バーボンに用いた樽で熟成された原酒を組み合わせています。
今まで3回販売されており、バーボン樽由来の風味で人気になりました。
【山崎ミズナラ】
ジャパニーズウイスキーの熟成に伝統的に用いられるミズナラ樽で熟成させた山崎で、オーク樽との違いが楽しめます。
しばしばオリエンタルと評される、独特の味わいで人気です。
山崎ヴィンテージモルト
| ボトル名 | 買取価格 |
| 1979年 | 150万円程度 |
| 1980年 | 100万円程度 |
| 1983年 | 100万円程度 |
| 1984年 | 100万円程度 |
| 1986年 | 50万円程度 |
| 1989年 | 30万円程度 |
| 1991年 | 20万円程度 |
| 1992年 | 20万円程度 |
| 1994年 | 10数万円程度 |
| 1995年 | 10数万円程度 |
山崎ヴィンテージモルトは2004年に、白州ヴィンテージモルトと同時発売されました。
当時は山崎1995年が含まれていない16本でしたが、翌年には山崎1995年を加えた全17本での販売になりました。
すべてそろったコンプリートセットも発売され、44万3,000円という定価で話題になりましたが、現在はその10倍程度の価格で取引されています。
それ以外の山崎の種類
ここからは、オークションでの落札価格で話題になった超長期熟成ボトルを中心に、上ではカテゴリーしきれなかった特別版・限定版のサントリー山崎を見ていきましょう。
【山崎35年】
山崎35年は2006年に200本限定で発売されました。
定価は50万円でしたが、すぐに完売になる人気ぶりで、現在では数100万円で取引されています。
【山崎50年】
山崎50年は2005年・2007年・2011年の3回、合計250本が発売されています。
55年が登場するまでもっとも高価なジャパニーズウイスキーとして知られており、定価は100万円でした。
現在は数100〜1,000万円で取引されています。
【山崎55年】
2020年に100本限定、定価300万円で発売されたプレミアムボトルで、1964年以前に蒸留された長期熟成モルトで構成されています。
発売直後に香港でおこなわれたオークションで、ジャパニーズウイスキーの最高額とされる8,500万円で落札されました。
ちなみに専用のテイスティンググラスだけでも、数10万円で買取できるでしょう。
【山崎ヘビリーピーテッド】
ピート香が強い大麦麦芽による原酒のみで構成されたボトルで、2013年に限定販売されました。
山崎に限らずサントリーのウイスキーは、ピート香がおだやかなことで知られていますが、スモーキーな風味を好む方を中心に人気となっており、5万円程度の買取価格になるでしょう。
【山崎1984】
サントリー山崎25周年を記念したボトルで、初登場の年・1984を与えられています。
2009年に発売されており、組み合わされているのは1984年に樽詰めされた原酒のみ。
探している方が多く、100万円近くでの買取が期待できます。
【山崎リミテッドエディション】
山崎リミテッドエディションは2014年から2017年、2021年から2023年までの計7回登場しています。
サントリー公式HPの特設ページで期間を区切って申し込みを受け付け、抽選する方式で販売されました。
状態やタイミング次第で、数万円での買取になるでしょう。
【山崎ストーリー・オブ・ザ・ディスティラリー】
山崎ストーリー・オブ・ザ・ディスティラリーは、2024年から販売されています。
販売方法はリミテッドエディションとほぼ同じで、2025年は3月と4月にわけて申し込みを受け付けており、当選者は5月に購入できるようになっていました。
2026年に販売されるかは不明ですが、購入を希望する方は無料のメールマガジン・山崎倶楽部への登録をおすすめします。
山崎蒸留所限定ボトルの種類
山崎蒸留所のギフトショップでは、限定販売のボトルが販売されており見学者しか購入できません。
高値で取引されているのは主にふたつのボトルで、買取価格は700ml入りのものです。
【山崎蒸留所秘蔵モルト】
山崎蒸留所の創業時から使われてきたスチルポッドで、1985年に蒸留されたモルトを熟成させたボトルです。
箱や冊子がそろった完品なら5万円程度の買取となるでしょう。
【山崎蒸留所 樽出原酒・15年貯蔵】
山崎蒸留所のショップ以外では、贈答用としても一部販売されていたボトルです。
シェリー樽で15年間以上熟成させた原酒を使用した、通しナンバーがコレクター心をくすぐるもので、買取価格は5万円程度となっています。
免税店限定ボトルの種類
空港の免税店限定で販売されていた山崎のボトルです。
外国人を対象にしているためか、日本らしさを強調したパッケージに収められているのが共通点です。
【山崎スモーキーバッチ】
2023年から2024年にかけて、国内の空港の免税店で販売されていたボトルです。
日本らしい柔らかなスモーキーさが特徴で、ザ・ファーストとザ・セカンドの2種類があり、異なる味わいが楽しめます。
買取価格は2種類ともに、数万円程度となっています。
【山崎ピーテッドモルト・スパニッシュオーク】
2024年に海外の空港の免税店で販売されていたボトルです。
日本の工芸をテーマにしたラベルやパッケージを用いており、数万円での買取となるでしょう。
【山崎18年リミテッドエディション】
竹林をあしらい、ヒノキ材を用いたパッケージが印象的なボトルです。
本数が限られており、レギュラーラインナップの山崎18年を上回る価格で取引されています。
ウイスキーショップW限定ボトルの種類
| ボトル名 | 発売年 | 買取価格 |
| 開店記念 シングルカスク山崎1997 | 2010年 | 数10万円程度 |
| 1周年記念 シングルカスク山崎1998 | 2011年 | 数10万円程度 |
| 2周年記念 シングルカスク山崎1999 | 2012年 | 10万円程度 |
| 3周年記念 シングルカスク山崎2000 | 2013年 | 数10万円程度 |
| 4周年記念 シングルカスク山崎2003 | 2014年 | 数万円程度 |
ウイスキーショップWとは大阪市堂島にあった、サントリー直営のアンテナショップです。
オープン期間は2010年から2016年までで、ショップでしか入手できないボトルがしばしば販売されていました。
熟成期間はいずれも12年くらいで長くはないものの、シェリーやパンチョン、ポタコルタ樽による味わいは個性的なものだったとか。
販売数が少なかったこともあり、いずれも購入時の10倍以上の買取価格になっています。
4周年記念のみ極端に安いのは、ほかが700ml入りに対して190mlと内容量が少なかったこととが大きいでしょう。
まとめ
サントリー山崎は1984年の登場でシングルモルトブームの先駆けとなり、現在も人気の中心的存在です。
魅力のひとつは種類の豊富さで、山崎などシングルモルトウイスキーの奥深さを教えてくれるものです。
記事では山崎の豊富な種類と買取価格を取り上げましたが、オーナーズカスク・山崎蒸留所など掲載し切れなかったボトルも多数あります。
そのほかの山崎の買取価格については、弊社「サケウル」までおたずねください。
コレクターの方や業者様のご利用も大歓迎です。



