
投稿日:2025.04.17
一時よりは落ち着いた印象があるとはいえ、サントリー白州の人気は高く、依然として入手困難な状況が続いています。プレミア価格での販売も多く、それが適当な価格なのか、定価がいくらなのかわからない方もいることでしょう。
この記事では、サントリー白州の定価や実際に販売されている価格を解説しています。定価で購入する方法や、どうしても欲しい方向けの方法も紹介しておりますので、白州にご興味のある方はぜひご一読ください。
サントリー白州の定価(すべて700ml)
次の表は、サントリー白州のレギュラーラインナップの2025年4月時点での定価と、2013年に終売になった10年の当時の定価です。
それぞれの簡単な紹介と、定価の移り変わりを見ていきましょう。
| ボトル名 | 定価(税抜) | 発売年 | 終売年 |
| 白州NV | 7,000円 | 2012年 | |
| 白州10年 | 3,200円 | 1996年 | 2013年 |
| 白州12年 | 1万5,000円 | 1994年(初)・2021年(再) | |
| 白州18年 | 5万5,000円 | 2006年 | |
| 白州25年 | 36万円 | 2008年 |
白州NV(ノンヴィンテージ) 定価:7,000円
白州NVは「ノンヴィンテージ」の略で、熟成年数の表記がないウイスキーの便宜上の呼称です。
しばしば「NA(ノンエイジ)」や「無印」とも呼ばれますが、いずれも正式なものではないので注意が必要です。
白州NVは白州10年の終売を受けるかのように、2012年に登場しています。
当時の定価は3,000円前後でしたが、2021年ごろには4.500円になり、2024年の価格改正で7,000円まで引き上げられました。
白州10年(終売品) 定価:3,200円
白州10年は先に登場した12年の好評を受けて、手ごろな価格のシングルモルトとして1996年に発売されています。
白州12年がいったん終売した2018年以降はスタンダードボトルとなりましたが、2013年以降はレギュラーラインナップから外れ、NVがその跡を継いでいます。
白州12年 定価:1万5,000円
白州12年はかつてのスタンダードボトルで、1994年に発売されました。
山崎12年に遅れること10年、日本にもシングルモルトを受け入れられる下地ができたとの判断でしょうか。
当時の山崎12年の定価1万円に対して、白州12年は6,000円くらいだったことや、グリーンの瓶のさわやかな印象からヒット商品になりました。
白州12年がいったん終売したのは2018年のことでした。ジャパニーズウイスキーやシングルモルトがブームになり、原酒が不足したのが主な原因です。
しかし、2021年に再びレギュラーラインナップに加えられ、現在に至ります。
何度かの価格改正ののち、2024年4月には1万円から50%引き上げられ、現在の定価は1万5,000円となっています。
白州18年 定価:5万5,000円
白州蒸留所のオープンが1973年に対して18年の発売は2006年なので、33年を経て18年を構成するモルトウイスキーが成熟したのでしょう。
長期熟成の原酒ならではの味わいは高く評価されており、ISCやSWSCなど国際的なコンクールでいくつもの賞を獲得しています。
白州18年は定価の上昇が大きなボトルのひとつです。2022年に2万5,000円から3万2,000円に引き上げられ、現在の定価は5万5,000円となっています。
白州 25年 定価:36万円
白州のレギュラーラインナップで最も定価が高いボトルです。
1999年に発売された山﨑25年の成功や、25年を構成するのにふさわしい原酒がそろったことで2008年から販売されています。
白州18年を上回る評価を受けている25年ですが、定価の上昇も18年を上回るものです。12万5,000円から2022年に16万円に引き上げられ、2024年には現在の36万円まで引き上げられています。
定価の値上げが続くサントリーですが、125%の引き上げは異例と大きな話題になりました。
サントリー白州の販売相場
次の表は白州の各ボトルの定価と「価格ドットコム」による、販売価格の比較です。
終売品の10年の販売価格は「価格ドットコム」では見つからなかったので、「楽天市場」での販売価格を参考にしています。
ピーク時より落ち着いている印象なのは、メーカーの供給体制がある程度整ってきたことと、一大消費国だった中国の景気減速が原因でしょう。
販売価格は2025年4月のものなので、メーカーの供給状況や需要により変化することにご注意ください。
| ボトル名 | 定価(税抜) | 販売価格(価格ドットコム) |
| 白州NV(ノンヴィンテージ) | 7,000円 | 1万円~ |
| 白州10年 | 3,200円(終売) | 2万7,000円(楽天市場) |
| 白州12年 | 1万5,000円 | 2万2,000円~ |
| 白州18年 | 5万5,000円 | 7万6,000円~ |
| 白州25年 | 36万円 | 65万円~ |
白州NVの販売価格は1万円〜で、定価とはそれほど差がない印象ですが、熟成年数が進むにつれて差が大きくなるのは富裕層の購入割合が増して、本来の定価など気にしないからかもしれません。
あるいは市場価格をかえりみない値付けも考えられます。白州に限らずウイスキーには賞味期限がないので、売れる・売れないは別として高い値段を付けておくのです。
市場価格にもとづき値段を付ける買取と、付ける値段は売れる・売れないは別である販売の違いです。
買取価格と販売価格の違い
上でも少し触れましたが、販売価格は新品を販売する価格であり、買取価格とは差があるところに注意してください。
販売価格が参考になるのは新品を少しでも安く購入したい場合や、オークションサイトやフリマアプリで付けられている価格が正当か調べる場合です。
買取価格は需要や箱のあるなし、状態、買取する本数などを考慮して総合的に決まります。上の表の販売価格とは別物であることをご理解ください。
サントリー白州を定価で購入できない理由
サントリー白州を定価で購入できない理由は、需要と供給のバランスが崩れており、多すぎる需要に対して少ない量しか供給されないからです。
もう少し具体的に見ていきましょう。
白州の人気が高まったから
サントリー白州が世界中のウイスキーファンから、注目を集めるようになりました。
2010年代に著名なウイスキーのコンテストで評価されると、世界中の人々が白州を購入するようになったのです。
結果、白州は定価を上回る販売価格が付けられるようになりました。
【ジャパニーズウイスキーが人気だから】
プレミア価格で売れるようになったのは、サントリー白州だけではありません。
サントリーの山崎や響、ニッカの余市や宮城峡、イチローズモルトなどクラフトウイスキーも、世界的に評価されるようになり、ジャパニーズウイスキーブームになりました。
定価での販売を狙う転売目的の人たちも現れ、ますます入手困難になりました。
【シングルモルトウイスキーが人気だから】
サントリー白州のブーム以前に、現在シングルモルトウイスキー自体がブームです。
ウイスキーといえばブレンデッドの時代が続きましたが、グレンフィディックなどの銘柄が、ブレンデッドにはない個性を持つシングルモルトの販売に力を入れ始め、1990年ごろにそれが実を結びました。
世界的にシングルモルトが人気になり、日本のシングルモルトウイスキーである白州も注目されるようになりました。
原酒が不足しているから
サントリー白州が売れると、原酒が不足するようになります。
白州を製造するための原酒は、響などのブレンデッドウイスキーにも用いられるので、サントリーのウイスキー全体の出荷本数が少なくなりました。
【なぜ白州を増産できないのか?】
ヒット商品が生まれると、メーカーは増産体制に入るのが常ですが、ウイスキーはそうはいきません。
たとえば白州10年は、サントリー白州蒸留所の10年以上熟成させた原酒を組み合わせて造られるからです。
不足を補うために増産しても、出荷できるようになるのは単純計算で10年後になります。
原酒が熟成年数に縛られないようにサントリーは10年を終売にして、かわりにNVを発売します。
熟成年数が10年に満たない原酒も加えて、NVを製造するようになりました。とはいえ、ある程度の熟成年数は必要なので、白州の増産はなかなか進まないのです。
未来を見越して製造するウイスキー業界は、増産などブームへの迅速な対応はできません。サントリー白州の品薄状態は、まだまだ続きそうです。
サントリー白州を定価で購入できるショップ
とはいえ、サントリー白州を定価で購入する方法がまったくないわけではありません。
大手スーパーやドラッグストアでは、機会を見つけて定価販売をおこなっています。
大手スーパー
イオンやイトーヨーカドーなどの大手スーパーでは、しばしば白州といった、入手困難なウイスキーの抽選販売をおこなっています。
イオンやイオンスタイルで2025年4月におこなわれたのは「イオンお買い物アプリ」会員を対象にWebサイトで応募を受け付けるというものでした。
希望商品と東京・神奈川・千葉・山梨の決められた中から受け取りたい店舗を選ぶという方法です。
大手スーパー・イトーヨーカドーで2024年6月におこなわれたのは、ECサイト「イトーヨーカドーネット通販」から応募すると、抽選で購入権がもらえるというものでした。
事前にECサイトで500円以上の購入が条件となっていました。
大手ドラッグストア
大手ドラッグストアでも、白州など希少なウイスキーを購入できるチャンスがあります。
ウエルシア薬局で2024年11月におこなわれたのは「ウエルシアメンバー」を対象に、特設公式LINEアカウントから応募するというものです。
当選者には白州NVや18年など、サントリーの希少なウイスキー12種類が定価で販売されました。
大手百貨店
三越や伊勢丹、高島屋などの大手百貨店の多くはサントリー白州などを、カード会員向けに抽選で販売しています。
また百貨店なら外商部を通すと、定価での入手困難なウイスキーも、比較的容易に入手できるとか。外商と付き合いができるほどの上顧客になる必要がありますが。
サントリー白州の購入方法
サントリー白州を定価で購入するには、かなり難しい条件をクリアするしかありません。
どうしても必要な場合は、定価を上回るケースがほとんどですが、次の方法も検討してください。
ネット通販
楽天やアマゾンなどに出店しているショップは、サントリー白州などの人気銘柄を、定価より高い価格で販売しています。2025年4月の販売相場は、上の表を参考にしてください。
注文すれば数日で手に入れられますが、中には残念なショップもあるので、販売価格だけでなく、購入した人たちからの評価も考慮してショップを選びましょう。
大手酒販店
やまやなどの大手酒販店では、サントリー白州といった人気の銘柄は、ネット通販に近い相場で販売されることが多いようです。タイミングさえあえば店頭に陳列されているので、すぐに入手できます。
ネットオークション
ヤフオク!などのネットオークションでは、サントリー白州のレギュラーラインナップだけでなく、さらに入手困難な終売品や限定版・特別版も目にします。
入札状況に応じて入手できる価格が決まるフェアな方法ですが、中には悪質な出品者もいるので注意が必要です。
フリマアプリ
メルカリなどのフリマアプリでも、サントリー白州を購入できますが、基本的に出品者の付けた値段での購入になるのが難しいところです。
多少の値段交渉はできるものの、過分に期待するべきではないでしょう。あわせて、悪質な出品者にも注意してください。
ふるさと納税
山梨県のふるさと納税を利用すると、返礼品でサントリー白州NVがもらえます。
納税額に応じて所得税の還付や住民税の控除が受けられますが、2025年4月現在は8万円に設定されているのが難点です。
免税店
空港の免税店でもサントリー白州を購入できますが、事前予約が必要だったり、プレミア価格での販売だったりと、簡単には購入できません。
とはいえ、免税店限定の珍しいボトルを購入できるケースもあるので狙い目ではあります。
まとめ
サントリー白州を定価で購入するのは難しいものです。それでも入手したい方は、大手スーパーなどの抽選販売やプレミア価格での購入を検討するしかありませんが、試しに味わうだけなら、バーを利用するのもよいでしょう。
苦労して入手した白州は楽しむのがいちばんですが、もし持て余しているなら買取店の利用も検討してください。
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